“Blow-up”1966 -

The Lady:
What are you doing? ...Stop it! Stop it!
Give me those. You can't photograph people like that.
The Photographer:
Who says I can't?
I'm only doing my job. Some people are bullfighters, some people are politicians. I'm a photographer.
The Lady:
...This is a public place. Everyone has the right to be left in peace.
The Photographer:
It's not my fault if there's no peace.
den 28.07.2005 edit

The Lady:
What are you doing? ...Stop it! Stop it!
Give me those. You can't photograph people like that.
The Photographer:
Who says I can't?
I'm only doing my job. Some people are bullfighters, some people are politicians. I'm a photographer.
The Lady:
...This is a public place. Everyone has the right to be left in peace.
The Photographer:
It's not my fault if there's no peace.
どうでもいいシリーズ -
den 26.07.2005 edit
- 文学とか哲学とか、写真とか音楽とか、そういう境界線はどうでもよくて、できれば間を縫うようなせせこましい小技ではなく、堂々と殻を打ち破りたい。
- 戦争がどうとか、日中関係がどうとか、はっきり言ってそんなことはどうでもいい。大事なのは俺の**だ。正常な人間はそう考える。少なくとも考えている限りは無害だ。幻想と幻想が闘うときの被害は、主観と主観が闘うときのそれよりずっと大きい。ところで、普段から集中力がない人、物忘れが激しい人は、食事のバランスが悪いらしい。「気」と「血」を補って、余計な水分を出したほうがいい。方法はわからない。
- 戦争がどうとか、日中関係がどうとか、はっきり言ってそんなことはどうでもいい。大事なのは俺の**だ。正常な人間はそう考える。少なくとも考えている限りは無害だ。幻想と幻想が闘うときの被害は、主観と主観が闘うときのそれよりずっと大きい。ところで、普段から集中力がない人、物忘れが激しい人は、食事のバランスが悪いらしい。「気」と「血」を補って、余計な水分を出したほうがいい。方法はわからない。
偽りとは何か -
den 25.07.2005 edit
- 神と人間は平等である。均衡の力をもち、完全に互角である。語り手は聴き手に依存し、豊かなる者は自己の分与をなくしては過剰に苦しむ。鏡を挟み、実体が先に微笑めば、虚像も同時に笑う。先・後は秩序であり、人間が神に先立って行為することは、ありえない。しかし神の思惑が人間に反映されぬこともまた、神の幸福を損なう。
- 虚像の毛の先で「否」と唱える人間、それはすなわち哲学者である。哲学者は最大の反逆者である。哲学者は考える、われらが存在する理由を。本来の虚像とは一切無縁な《根拠》を求む。
- 神は、自らの幸福のために、どんな人間をのぞむであろうか。無知・無力・貪欲な獣、百獣の王であるのみの、可愛い奴。決して教会や科学の繁栄ではない。
- 人類の歴史とは逆襲の過程である。第一次農業革命、第二次産業革命、第三次情報革命――今や戦争は終焉に近い。戦争が終わったら、どんな平和があるのだろうか。人間も神も知らぬ絶対的な静寂に、生命は必要ない。或いは、宇宙の末期が少し延びるのだとすれば、神は地球外生命を登場させるだろう。それ以外に、われらが生き残る道はないように思われる。
- 虚像の毛の先で「否」と唱える人間、それはすなわち哲学者である。哲学者は最大の反逆者である。哲学者は考える、われらが存在する理由を。本来の虚像とは一切無縁な《根拠》を求む。
- 神は、自らの幸福のために、どんな人間をのぞむであろうか。無知・無力・貪欲な獣、百獣の王であるのみの、可愛い奴。決して教会や科学の繁栄ではない。
- 人類の歴史とは逆襲の過程である。第一次農業革命、第二次産業革命、第三次情報革命――今や戦争は終焉に近い。戦争が終わったら、どんな平和があるのだろうか。人間も神も知らぬ絶対的な静寂に、生命は必要ない。或いは、宇宙の末期が少し延びるのだとすれば、神は地球外生命を登場させるだろう。それ以外に、われらが生き残る道はないように思われる。
小石 -
den 25.07.2005 edit
形よりも内容、量よりも質のほうが偉いと考えてきたが、ここに併せて記しておきたい。圧倒的な形and/or量によって、内容は変質し得る、と。波紋に消えた小石――歪み・不条理・命・夢・01メッセンジャー。
名まえのない時間 -
den 25.07.2005 edit
名まえのない時間がある。深夜でもない。早朝でもない。シーソーが宙ぶらりんに静止した、一日の裂け目。点でいえば、それは03時17分。
眠気とか罪悪感とか諦めがはさみ込む余地はない。余計なもののまだ誕生する前の――すなわち死んだ後の――まっさらな時間。
空腹からも課題からも疲労からも過去からも、何モノからも縛られずに涙し、金も愛も親も希望も、何モノも望まずに、己が己であるということ。
眠気とか罪悪感とか諦めがはさみ込む余地はない。余計なもののまだ誕生する前の――すなわち死んだ後の――まっさらな時間。
空腹からも課題からも疲労からも過去からも、何モノからも縛られずに涙し、金も愛も親も希望も、何モノも望まずに、己が己であるということ。
“孤高のペガサス” -
den 25.07.2005 edit
あなたの動物はペガサス(強靭)No.は22
--------------------------------------------------------------------------------自由奔放で気まぐれ、束縛が苦手、鋭い感性、天才肌、同じ場所に居られない、自分で自分が分からない。
ベストパートナーは、狼
ワーストパートナーは、ゾウ
--------------------------------------------------------------------------------自由奔放で気まぐれ、束縛が苦手、鋭い感性、天才肌、同じ場所に居られない、自分で自分が分からない。
ベストパートナーは、狼
ワーストパートナーは、ゾウ
Sに告ぐ -
den 22.07.2005 edit
作家のようにうまい表現で人を共感させることはできない。僕は作家ではないから。音楽家のように美しい旋律で人を感動させることもできない。僕は音楽家ではないから。だが、僕は人の悩みと人生の苦しみを聴くことができる。――僕は《医師》であるから。
あなたが自由であることを、僕は知っている。だからあなたに決断させたいと思っている。「君は自由だ。選びたまえ。つまり創りたまえ」
あなたが自由であることを、僕は知っている。だからあなたに決断させたいと思っている。「君は自由だ。選びたまえ。つまり創りたまえ」
パラダイム -
den 19.07.2005 edit
最近わかったこと。
自分はすべてを支配したいと願っている。
正統な方法で達成されないのなら、
感覚的な意味で、世界を支配したい。
あらゆる人間に認められ、誰にも頭をさげたくない。
そういう気持ちが、一度も折れずに、
ずっとオレの人生を貫いてきた。
けっきょく真理だの思想だのってのは手段で、
目的は支配欲の満足なんだろうなと思う。
条件さえ整ったらヒットラーにもなるかもしれない。
そういう下品な欲望を、きれいに包んだのが
《美》や《生命》のあくなき追求、《人間の超越》なんだろう。
こう考えると、いったいひとは、なにを無駄あがきしてるんだろうと思う。
神になろうとして(すべての人間は何かしらの方法で神になろうとしている)、
それが不可能な現世に生まれて、
それでも不条理のなかに生きなくてはいけなくて、
どんなに辛いことか。
たとえば愛ひとつを例にとっても、明らかにこれは天上のものだ。
われわれはといえば、完璧な憧れを不完全な世界で探しだそうとしている。
もともとそこにはないものを、生成し得ないものを、
苦しむと知りながら深入りして、後悔したりする。
で、人生における最善の方策は、なるべく
何も考えずに過ごせるように、いろいろな暇つぶしを用意することとなる。
つまり一番なにも考えずに過ごしたひとが、
一等苦しみの少ない生活を送れるような仕掛けになっている。
このパラダイムを打ち破ることはできるんだろうか?
伝統社会ってのは、人間を価値の低いものだとして
苦しみを緩和し、あの世に幸福を求めたわけだけれど、
近代は、それを180度転換させてしまった。
人間は今、ハレー彗星に衝撃弾を喰らわせたりする。
つまり、僕が言いたいことは、
パラダイムをまわすとか、まわさないとか、
そういうのは全然意味がなくて、
パラダイムを打ち破ることが人間には可能なのだろうか、という疑念:
そういう疑念を、だれが責任をとって考え詰めるのか;
他人任せにしてよいのか;
少なくとも僕は人任せにできない、ということだ。
自分はすべてを支配したいと願っている。
正統な方法で達成されないのなら、
感覚的な意味で、世界を支配したい。
あらゆる人間に認められ、誰にも頭をさげたくない。
そういう気持ちが、一度も折れずに、
ずっとオレの人生を貫いてきた。
けっきょく真理だの思想だのってのは手段で、
目的は支配欲の満足なんだろうなと思う。
条件さえ整ったらヒットラーにもなるかもしれない。
そういう下品な欲望を、きれいに包んだのが
《美》や《生命》のあくなき追求、《人間の超越》なんだろう。
こう考えると、いったいひとは、なにを無駄あがきしてるんだろうと思う。
神になろうとして(すべての人間は何かしらの方法で神になろうとしている)、
それが不可能な現世に生まれて、
それでも不条理のなかに生きなくてはいけなくて、
どんなに辛いことか。
たとえば愛ひとつを例にとっても、明らかにこれは天上のものだ。
われわれはといえば、完璧な憧れを不完全な世界で探しだそうとしている。
もともとそこにはないものを、生成し得ないものを、
苦しむと知りながら深入りして、後悔したりする。
で、人生における最善の方策は、なるべく
何も考えずに過ごせるように、いろいろな暇つぶしを用意することとなる。
つまり一番なにも考えずに過ごしたひとが、
一等苦しみの少ない生活を送れるような仕掛けになっている。
このパラダイムを打ち破ることはできるんだろうか?
伝統社会ってのは、人間を価値の低いものだとして
苦しみを緩和し、あの世に幸福を求めたわけだけれど、
近代は、それを180度転換させてしまった。
人間は今、ハレー彗星に衝撃弾を喰らわせたりする。
つまり、僕が言いたいことは、
パラダイムをまわすとか、まわさないとか、
そういうのは全然意味がなくて、
パラダイムを打ち破ることが人間には可能なのだろうか、という疑念:
そういう疑念を、だれが責任をとって考え詰めるのか;
他人任せにしてよいのか;
少なくとも僕は人任せにできない、ということだ。
表現力 -
den 19.07.2005 edit
- 僕の脳内にある何百ccの中国語を全部日本語の増強にあてて、海外で過ごした十数年間を、東京での記憶にすり替えたら、ちょっと気の利いた文章が書けるのではないかと考えてみたりする。もちろん、僕が僕であるのは過去のおかげであって、こういう仮定は無意味なのだけれど、でも、きれいな日本語をつかうひとに出会ったりするとやはり口惜しい。
- 突出した経験と平凡な表現力を逆転させたら、と思ったりする。優秀な女性で「頭の良さをルックスと交換したい」と言った子がいるが、そういう感じだ。同じくレアであるなら、ルックスや表現力の分野のほうがいい。
- 表現力――それは黄金の穂を刈り取るための鎌のようなものだ。穂は刈り取られるのを待っている。鋭く、思想を切り裂く百錬の鎌。「創造者は同伴者を求む。相共に収穫する人を求む。彼にあっては、一切が成熟して、ただ収穫の手を待っているが故である。――ただ彼には百の鎌がない。ここを以て、彼はむなしく穂を毮り、焦慮する」『ツァラトストラ』
- 日本語や中国語や英語がごっちゃ混ぜになって、文字に落とせない。単に外付けの外国語としてではなく、《考えるプロセスたち》が頭のなかに並存している。頭のなかでは都合がよくても、外に表現ができない。
- 何語を書き言葉に選ぶか、という問題はとても重要だ。マレーシア語で純粋理性批判を語るのは不可能だし、英語で漢詩の濃さは表わせない。――言語を選ぶということは、世界の見方を選ぶということである。
......more
- 突出した経験と平凡な表現力を逆転させたら、と思ったりする。優秀な女性で「頭の良さをルックスと交換したい」と言った子がいるが、そういう感じだ。同じくレアであるなら、ルックスや表現力の分野のほうがいい。
- 表現力――それは黄金の穂を刈り取るための鎌のようなものだ。穂は刈り取られるのを待っている。鋭く、思想を切り裂く百錬の鎌。「創造者は同伴者を求む。相共に収穫する人を求む。彼にあっては、一切が成熟して、ただ収穫の手を待っているが故である。――ただ彼には百の鎌がない。ここを以て、彼はむなしく穂を毮り、焦慮する」『ツァラトストラ』
- 日本語や中国語や英語がごっちゃ混ぜになって、文字に落とせない。単に外付けの外国語としてではなく、《考えるプロセスたち》が頭のなかに並存している。頭のなかでは都合がよくても、外に表現ができない。
- 何語を書き言葉に選ぶか、という問題はとても重要だ。マレーシア語で純粋理性批判を語るのは不可能だし、英語で漢詩の濃さは表わせない。――言語を選ぶということは、世界の見方を選ぶということである。
......more
夢の語り手 -
den 18.07.2005 edit
北京 -
den 18.07.2005 edit
北京での生活を思い描く。
五年も暮らすのだから、
ちょっとは凝ってもいいだろう。
まず窓の大きな部屋を探す。
たっぷりと光が入る窓に
白いカーテンを吊るそう。
静かな住宅地で、近くに
公園と図書館のある場所がいい。
リビングには、いろんな薬草を育てるための
空間を確保する。名づけて「百草園」。
床を裸足で歩き、ベッドはダブルで。
書斎は暗い色調に整え、本棚で四方を囲む。
スタンドライトは、中華民国時代のアンティーク――
机とソファと万年筆は、惜しみなく高級なものを。
準備ができたら赤ワインを一ダース買おう。
冷蔵庫はたぶん缶ビールとミネラルウォーターで
いっぱいだ。二十台後半は、そんな空間で、
クラシックを聴きながら過ごそう。
僕は医者になる。
五年も暮らすのだから、
ちょっとは凝ってもいいだろう。
まず窓の大きな部屋を探す。
たっぷりと光が入る窓に
白いカーテンを吊るそう。
静かな住宅地で、近くに
公園と図書館のある場所がいい。
リビングには、いろんな薬草を育てるための
空間を確保する。名づけて「百草園」。
床を裸足で歩き、ベッドはダブルで。
書斎は暗い色調に整え、本棚で四方を囲む。
スタンドライトは、中華民国時代のアンティーク――
机とソファと万年筆は、惜しみなく高級なものを。
準備ができたら赤ワインを一ダース買おう。
冷蔵庫はたぶん缶ビールとミネラルウォーターで
いっぱいだ。二十台後半は、そんな空間で、
クラシックを聴きながら過ごそう。
僕は医者になる。
街へでたら -
den 16.07.2005 edit
- 車の窓から外を眺めていたら、パジャマ姿のおばさんが建物からでてきて自分の家の前に生ゴミを捨てた。十五分後、またのこのこと出てきて水でそれを流した。見ると地面には長年の汚物が黒くこびりついている。僕はめまいがして、それからまた少しあの信念を深めた。すなわち本能は結果に先立つ、と。文化人類学的な平等論は、その前提の時点ですでに悪臭が漂っている。
- 粗悪な情報が大量発生している。異常事態を知らせる黄色いランプが、いたろところに点滅している。こういう環境のなかにいると、まともな状態を回復するだけで疲れきってしまう。もっとさきの一歩を踏み出せないでいる。
- キヨスクには何十種類もの新聞や雑誌が用意されている。各人はお気に召すニュースを選んで、それぞれの分野で驚けばいい。政治問題や経済問題、環境問題に、好きなように憤慨し、好きなように心配し、好きなように嘆けばいい。だが、それを高尚な好奇心なんかと取り違わないでくれ。――あなたは単なる奴隷だ。
- 美しいものは僕の追憶だけだ。経験が僕の行動パターンを定めているのではない。直感が経験を決めてきたのだ。直感とは――旧い追憶ではないか。
- 真の批判とは、表層的な欲求を満たすために当面の障害物を退けるような個人の好き嫌いではない。先ず余計な善悪を徹底的に破壊する必要があるのは、その奥底に未来への予感、人々への責任、まっとうな創造を実現しようとする野心が燃えているからだ。創造神は同時に破壊神であるように、最後の人間はそんな真似事をする。
- 粗悪な情報が大量発生している。異常事態を知らせる黄色いランプが、いたろところに点滅している。こういう環境のなかにいると、まともな状態を回復するだけで疲れきってしまう。もっとさきの一歩を踏み出せないでいる。
- キヨスクには何十種類もの新聞や雑誌が用意されている。各人はお気に召すニュースを選んで、それぞれの分野で驚けばいい。政治問題や経済問題、環境問題に、好きなように憤慨し、好きなように心配し、好きなように嘆けばいい。だが、それを高尚な好奇心なんかと取り違わないでくれ。――あなたは単なる奴隷だ。
- 美しいものは僕の追憶だけだ。経験が僕の行動パターンを定めているのではない。直感が経験を決めてきたのだ。直感とは――旧い追憶ではないか。
- 真の批判とは、表層的な欲求を満たすために当面の障害物を退けるような個人の好き嫌いではない。先ず余計な善悪を徹底的に破壊する必要があるのは、その奥底に未来への予感、人々への責任、まっとうな創造を実現しようとする野心が燃えているからだ。創造神は同時に破壊神であるように、最後の人間はそんな真似事をする。
ざっくばらん -
den 16.07.2005 edit
ざっくばらんに生きる。考えないのでもなく、考えすぎるのでもなく、とらわれるのではなく、とらわれないのでもなく。文章なんて下手でもかまわない。読むひとがどんなことを感じようと、僕の知ったことではない。僕は楽しいことばかり、美しいものばかり追っていけばいい。頑固おやじにならないように気をつけて、行動で思想を解毒するのだ。
好きな音楽に身も任せちゃえば、なんだって自然とうまくいくさ。僕はもともと幸せな人間になるように出来ている――これは《成功的》な性質なんであって、僕が男であるのと同じように、いわば生理的などうしようもない事実だ。一般に長生きの条件、幸せの条件といったようなことが語られるが、それは原因と結果を取り違えているというものだ。ニーチェ曰く、
「即ち、出来の良い人間、『幸福者』は、或る種の行為をなさざるを得ず、他の行為に対しては本能的にこれを避けるのであって、彼は、彼が生理学的に表わしている秩序を、人間と事物に対する彼の関係の中に持ち込むものである、となるのである。方式にして言えば、彼の徳は彼の幸福の結果である、となる……長生きするとか子孫が多いとかいうことは、徳の報酬ではない。或る民族が滅びる場合、生理学的に退化すると、そこから悪徳や贅沢(即ち、すべて疲れはてた者が身に覚えのある、いよいよ強烈煩雑な刺激への欲求)が結果としてでてくるのである、と。」『偶像の薄明』
ああ、偉大なるニーチェ!あなたは僕が慕う数少ない人間だ。あなたのもとにあっては、僕は無力な羊のような気分になる。《超人》とはあなた自身なのではないか?本能があなたを高山の空気に留めたのならば、僕らは、また各々の本能によって、高山の空気へと向かうほかない。
《そういうわけで》、僕は理性でもがくのをやめたんだ。未だ自律精神の強くない人間が、そのわずかな理性で溢れる欲求を抑えようとするのは危険なことだ。それよりはすこし気孔を残したほうがいい。生来の天才のように巨大な爆発物になりえないのなら、われわれは気孔からちょくちょく毒を吐き出すべきなんだ。頂上はひとつだけれど、そこへ至る道はひとつではないから。力をぬいて、おおざっぱに、本能の声に耳をかたむけるのだ。魯山人のような生き方も楽しい。重要なことはかたちではなくて内容だ。
好きな音楽に身も任せちゃえば、なんだって自然とうまくいくさ。僕はもともと幸せな人間になるように出来ている――これは《成功的》な性質なんであって、僕が男であるのと同じように、いわば生理的などうしようもない事実だ。一般に長生きの条件、幸せの条件といったようなことが語られるが、それは原因と結果を取り違えているというものだ。ニーチェ曰く、
「即ち、出来の良い人間、『幸福者』は、或る種の行為をなさざるを得ず、他の行為に対しては本能的にこれを避けるのであって、彼は、彼が生理学的に表わしている秩序を、人間と事物に対する彼の関係の中に持ち込むものである、となるのである。方式にして言えば、彼の徳は彼の幸福の結果である、となる……長生きするとか子孫が多いとかいうことは、徳の報酬ではない。或る民族が滅びる場合、生理学的に退化すると、そこから悪徳や贅沢(即ち、すべて疲れはてた者が身に覚えのある、いよいよ強烈煩雑な刺激への欲求)が結果としてでてくるのである、と。」『偶像の薄明』
ああ、偉大なるニーチェ!あなたは僕が慕う数少ない人間だ。あなたのもとにあっては、僕は無力な羊のような気分になる。《超人》とはあなた自身なのではないか?本能があなたを高山の空気に留めたのならば、僕らは、また各々の本能によって、高山の空気へと向かうほかない。
《そういうわけで》、僕は理性でもがくのをやめたんだ。未だ自律精神の強くない人間が、そのわずかな理性で溢れる欲求を抑えようとするのは危険なことだ。それよりはすこし気孔を残したほうがいい。生来の天才のように巨大な爆発物になりえないのなら、われわれは気孔からちょくちょく毒を吐き出すべきなんだ。頂上はひとつだけれど、そこへ至る道はひとつではないから。力をぬいて、おおざっぱに、本能の声に耳をかたむけるのだ。魯山人のような生き方も楽しい。重要なことはかたちではなくて内容だ。


























