最後の砦 -
den 30.08.2005 edit
いかなるものも僕を屈服させることはできない。地位も金も知識も名声も常識も経験も契約も歴史も国家も暴力も、そして恋も、僕を変えることはできない。なぜなら――僕は、ただ美しいもののために、自分の生と死を捧げようと思っているから。その点において、僕は、永遠に自分を裏切らない。
「自分の尊いいのちをふりすてるほど
私を愛してくれるのは誰だろう?
私のために海におぼれて死ぬものがあれば
私は石から救いだされて
ふたたびいのちへ いのちへ立ち帰ってゆくのだ
私はそんなにも騒《さわ》ぐ血にあこがれている
石はあまりにも静かだ
私はいのちを夢みる 生きることは楽しいもの
だれひとり私をよみがえらせてくれる
勇気のあるものはいないのか?
それにしても いつか私がもっとも自分に貴重なものを
さずけてくれる生命のなかによみがえるとしたら……
……………………………
私はひとりで泣くだろう
私の石を求めて泣くだろう
私の血が たとえぶどうのようにうれたとて なんになろう!
その血は私をいちばん愛してくれたものを
海のなかから呼びもどすことはできないのだ」
リルケ*立像の歌
「自分の尊いいのちをふりすてるほど
私を愛してくれるのは誰だろう?
私のために海におぼれて死ぬものがあれば
私は石から救いだされて
ふたたびいのちへ いのちへ立ち帰ってゆくのだ
私はそんなにも騒《さわ》ぐ血にあこがれている
石はあまりにも静かだ
私はいのちを夢みる 生きることは楽しいもの
だれひとり私をよみがえらせてくれる
勇気のあるものはいないのか?
それにしても いつか私がもっとも自分に貴重なものを
さずけてくれる生命のなかによみがえるとしたら……
……………………………
私はひとりで泣くだろう
私の石を求めて泣くだろう
私の血が たとえぶどうのようにうれたとて なんになろう!
その血は私をいちばん愛してくれたものを
海のなかから呼びもどすことはできないのだ」
リルケ*立像の歌
ツァラトストラの言葉から -
den 30.08.2005 edit
なんじらは高揚せられんことを願望して、上を見上げる。われらは高揚せられてあるが故に、下を見下ろす。なんじらのうちの何人が哄笑し、かつ高揚せられてあるものぞ?最高の嶺に登れる者は、一切の悲劇を笑う。また一切の悲運を笑う。
* *
*
われは勇気ある者を愛する。さあれ、ただ剣となつて斬るのみでは足らぬのである。――よく敵手を見、その何人を斬るかを知らねばならぬ!より価ある敵に当らんがために自らの力を惜しみ、忍び去る。――この事の中には、しばしばより大いなる勇気がある!
* *
*
なんじらはわれより逃れ去るのか?なんじらは驚愕したのか?わが言葉に戦慄するのか?
おヽ、同胞よ、なんじらに善き者とその表とを破壊すべく命じたとき、――ここにはじめて、われは人類を船に積み、沖のかなたへと船出せしめた。
ここにはじめて――、人類は大いなる畏怖を覚え、己が周囲を大きく展望し、大いなる病と大いなる嘔吐を得、大いなる船暈を味つた。
善き者はなんじらに、虚妄の海洋と虚妄の安全を教えた。なんじらは善き者の虚偽の中に生まれ、匿された。すべては善き者によつて、その根柢まで欺かれ、曲げられた。
ここに、陸地「人間」を発見したものは、また陸地「人類の未来」をも発見した。――いまや、なんじら水夫たれよ。勇敢にしてよく堅忍する水夫たれよ。
おヽわが同胞よ、はやくよりまさしく歩めよ!まさしく歩む術を学べよ!――海は荒れている。多くの人間が、なんじらによつて、ふたたび立ち直らんことを願つている。
海は荒れている。すべては海の中にある。いざ、立て!なんじら懐かしき水夫の心よ!
父祖の国が何するものぞ!われらの舵は、かなたへ――われらの子孫の国へとむかう!かなたへ――、暴風雨の中に、海よりも踊りながら――、われらの大いなる憧憬は荒れ行く!
* *
*
* *
*
われは勇気ある者を愛する。さあれ、ただ剣となつて斬るのみでは足らぬのである。――よく敵手を見、その何人を斬るかを知らねばならぬ!より価ある敵に当らんがために自らの力を惜しみ、忍び去る。――この事の中には、しばしばより大いなる勇気がある!
* *
*
なんじらはわれより逃れ去るのか?なんじらは驚愕したのか?わが言葉に戦慄するのか?
おヽ、同胞よ、なんじらに善き者とその表とを破壊すべく命じたとき、――ここにはじめて、われは人類を船に積み、沖のかなたへと船出せしめた。
ここにはじめて――、人類は大いなる畏怖を覚え、己が周囲を大きく展望し、大いなる病と大いなる嘔吐を得、大いなる船暈を味つた。
善き者はなんじらに、虚妄の海洋と虚妄の安全を教えた。なんじらは善き者の虚偽の中に生まれ、匿された。すべては善き者によつて、その根柢まで欺かれ、曲げられた。
ここに、陸地「人間」を発見したものは、また陸地「人類の未来」をも発見した。――いまや、なんじら水夫たれよ。勇敢にしてよく堅忍する水夫たれよ。
おヽわが同胞よ、はやくよりまさしく歩めよ!まさしく歩む術を学べよ!――海は荒れている。多くの人間が、なんじらによつて、ふたたび立ち直らんことを願つている。
海は荒れている。すべては海の中にある。いざ、立て!なんじら懐かしき水夫の心よ!
父祖の国が何するものぞ!われらの舵は、かなたへ――われらの子孫の国へとむかう!かなたへ――、暴風雨の中に、海よりも踊りながら――、われらの大いなる憧憬は荒れ行く!
* *
*
アンチ・ラブ -
den 29.08.2005 edit
どういう風の吹き回しか、近頃、ラブを唱える人間が増えている。実際は昔から存在したのだろうけれど、とにかく僕のまわりに増えている。とても迷惑だ。確かにロジックで構築されたガチガチの世界には、ラブ(愛、仁、梵我一如)が必要だけれども、他人が人類愛を熱弁しているのを耳にすると、どうも胡散臭い。かなり引く。お前らは感情的になりすぎだ、と。……単に僕が新しいもの好きなのだろうか、それとも彼らが微妙に外れているのか。
――ああ、でも、僕は古典には共感できるのだから、やはり彼らがズレているのだろう。きっとそうだ!
大学に在籍していた頃、僕は「反駁サークル」みたいなものを立ち上げたことがある。「世界平和」だの「地球環境」というフレーズを連発して、自らの偽善に気がつかないふりをしているような学生団体に次々と殴りこみ、「平和ってなんですか」「積極的平和と消極的平和、説明してください」とか「なぜ環境を守るのですか」「守るって傲慢じゃないですか」とか・・・(う、うざい……)とにかく根本的な質問をして回った。それくらいの批判はぜひとも乗り越えて欲しいというが、こちらの本旨だったのだけれども――反感も買ったし、感謝もされた。
非非。自分の名前に運命を感じる。
いちばんウザいのは、詩的になろうとして、ぜんぜんなれていないような人間の言葉だ。多感を装っていて、気持ち悪い。
――ああ、でも、僕は古典には共感できるのだから、やはり彼らがズレているのだろう。きっとそうだ!
大学に在籍していた頃、僕は「反駁サークル」みたいなものを立ち上げたことがある。「世界平和」だの「地球環境」というフレーズを連発して、自らの偽善に気がつかないふりをしているような学生団体に次々と殴りこみ、「平和ってなんですか」「積極的平和と消極的平和、説明してください」とか「なぜ環境を守るのですか」「守るって傲慢じゃないですか」とか・・・(う、うざい……)とにかく根本的な質問をして回った。それくらいの批判はぜひとも乗り越えて欲しいというが、こちらの本旨だったのだけれども――反感も買ったし、感謝もされた。
非非。自分の名前に運命を感じる。
いちばんウザいのは、詩的になろうとして、ぜんぜんなれていないような人間の言葉だ。多感を装っていて、気持ち悪い。
中和 -
den 28.08.2005 edit
不言実行を貫徹すると自己満足に陥る恐れがあるので、そろそろこのへんで毒を抜いておく必要がある。1) 僕はなにがしたいのか;2) なぜ既存の方法ではいけないのか;3) では実際にどうするのか。三点にわけて書く。
1) 正
様々なプロパガンダや表層的な価値が、大衆を欺くことで力を獲得し、もはや形を超えた何か普遍的なモノを唱えることがタブーとなりつつある絶望的な今日、それでも僕は、暴走する世界の背後にある「流れ」そのもの捉え、わずかながらもその軌道を正したいと考えている。われわれが生きる二十一世紀は、かつてないほど商業文化が栄えているが、商業の裏にはやはり経済があり、経済は政治と絡み、政治経済は思想と、思想は哲学と、哲学は宗教と結びついているのだ。宗教の域で1ミリ軌道を変えれば、やがてそれは世界を動かす。科学とはいったい何なのか、生命以外に普遍的価値はあり得るのか、人類は果たして目的というものを持したことがあるのか。こうした問題を、誰かが真剣に考えなくてはいけない。議論というものは既存の理解範囲内でしかほとんど結果を残さないので、本当の創造というものは、誰かが独善的に殻を破り、第一の人間として限界を突破する性質のものなのだ。――そしてその責務を、僕は他人任せにはできない。
2) 反
世界を変える、人類の未来を考える、というと、もっとフツウの方法があるじゃないかと指摘される。たとえば哲学であり、たとえば文学であり、芸術、マス・メディアといった類のもの。しかし、根本的に僕は何も信用していない。いわゆる西洋哲学は人間を無視しすぎる(ヒューマニズムも含めて)傾向があるし、文学というのは支配的な思想に反逆することでその罪を暴露し、更なる悪を許す「共犯者」に過ぎない。芸術もしかり。代替的な思想は、確かに前者の否定より生まれるが、最高に優れたものは、あらゆる意味で独立し、他者に依存しない。マス・メディアなど論外だ。ニュースが人間を幸せにしたことなど一度もない。僕は三年間ニュースを見ずとも、世界を完全に知っているし、或いは全然知らない。
3) 合
では、どうするか。真剣に人類を想うということは、実は、個人としての生き方を極めることだと僕は考えている。悪の中枢たる組織に甘んずるのではなく、ひとりの人間として如何に生きるか。言い訳はなしで、どんな時代のどんな国においても通用するような人間になりたい。コンテクストに絡まれるのではなく、コンテクストを生み出すような強烈な世界観を発信する。創造こそが人間の人間たる証ではないか。……というわけで、近頃の僕は医師と写真家の仮面を手に入れようとしている。なぜなら医師と写真家は、一方的な(ヽヽヽヽ)愛の供給者であるから。
金、権力、女を手に入れて、自分の穴を補いたいなどとは微塵も思わない。シンフォニーを共に奏でる同伴者であればそれは大いに歓迎だが、僕は、自分ひとりで完成体でありたい。強烈に、美しく。
1) 正
様々なプロパガンダや表層的な価値が、大衆を欺くことで力を獲得し、もはや形を超えた何か普遍的なモノを唱えることがタブーとなりつつある絶望的な今日、それでも僕は、暴走する世界の背後にある「流れ」そのもの捉え、わずかながらもその軌道を正したいと考えている。われわれが生きる二十一世紀は、かつてないほど商業文化が栄えているが、商業の裏にはやはり経済があり、経済は政治と絡み、政治経済は思想と、思想は哲学と、哲学は宗教と結びついているのだ。宗教の域で1ミリ軌道を変えれば、やがてそれは世界を動かす。科学とはいったい何なのか、生命以外に普遍的価値はあり得るのか、人類は果たして目的というものを持したことがあるのか。こうした問題を、誰かが真剣に考えなくてはいけない。議論というものは既存の理解範囲内でしかほとんど結果を残さないので、本当の創造というものは、誰かが独善的に殻を破り、第一の人間として限界を突破する性質のものなのだ。――そしてその責務を、僕は他人任せにはできない。
2) 反
世界を変える、人類の未来を考える、というと、もっとフツウの方法があるじゃないかと指摘される。たとえば哲学であり、たとえば文学であり、芸術、マス・メディアといった類のもの。しかし、根本的に僕は何も信用していない。いわゆる西洋哲学は人間を無視しすぎる(ヒューマニズムも含めて)傾向があるし、文学というのは支配的な思想に反逆することでその罪を暴露し、更なる悪を許す「共犯者」に過ぎない。芸術もしかり。代替的な思想は、確かに前者の否定より生まれるが、最高に優れたものは、あらゆる意味で独立し、他者に依存しない。マス・メディアなど論外だ。ニュースが人間を幸せにしたことなど一度もない。僕は三年間ニュースを見ずとも、世界を完全に知っているし、或いは全然知らない。
3) 合
では、どうするか。真剣に人類を想うということは、実は、個人としての生き方を極めることだと僕は考えている。悪の中枢たる組織に甘んずるのではなく、ひとりの人間として如何に生きるか。言い訳はなしで、どんな時代のどんな国においても通用するような人間になりたい。コンテクストに絡まれるのではなく、コンテクストを生み出すような強烈な世界観を発信する。創造こそが人間の人間たる証ではないか。……というわけで、近頃の僕は医師と写真家の仮面を手に入れようとしている。なぜなら医師と写真家は、一方的な(ヽヽヽヽ)愛の供給者であるから。
金、権力、女を手に入れて、自分の穴を補いたいなどとは微塵も思わない。シンフォニーを共に奏でる同伴者であればそれは大いに歓迎だが、僕は、自分ひとりで完成体でありたい。強烈に、美しく。
閉鎖か -
den 21.08.2005 edit
ブログを閉鎖しようかと考えている。日記という意味では、このブログはもはや機能していないし、写真を発表する場としては、今後出版物のかたちで代替させたい。
――というか、僕はすでに自分を納得させたのでいまさら語る言葉がないのだ。それでも他者のために書き続けていいものかどうか悩んでいる。
――というか、僕はすでに自分を納得させたのでいまさら語る言葉がないのだ。それでも他者のために書き続けていいものかどうか悩んでいる。
八木重吉の言葉から -
den 21.08.2005 edit
「不思議」
こころが美しくなると
そらいろが
明るく かるげになってくる
どんな不思議がうまれても
おどろかないとおもえてくる
はやく
不思議がうまれればいいなあとおもえてくる
「心よ」
こころよ
では いっておいで
しかし
また もどっていおいでね
やっぱり
ここが いいのだに
こころよ
では 行っておいで
「不安なる外景」
疲れたわたしは
詩をつくる
何のために!?たぶん
詩をつくらねば
もっともっとさびしいからだろう
貧乏なわたしは
絵を描く
恐らく 自分にすら分らない
理由のために
*
さびしい日は
すべてを燃やしたい
だあれも
人のみてないとこで
おもいきり人のためになることをしていれぬものか
「ある日」
雨はやんだ
しかし 空はくもっている
白いような
すこし ひかるような雲がいっぱいだ
ものを考えてはならないとおもった
こころが美しくなると
そらいろが
明るく かるげになってくる
どんな不思議がうまれても
おどろかないとおもえてくる
はやく
不思議がうまれればいいなあとおもえてくる
「心よ」
こころよ
では いっておいで
しかし
また もどっていおいでね
やっぱり
ここが いいのだに
こころよ
では 行っておいで
「不安なる外景」
疲れたわたしは
詩をつくる
何のために!?たぶん
詩をつくらねば
もっともっとさびしいからだろう
貧乏なわたしは
絵を描く
恐らく 自分にすら分らない
理由のために
*
さびしい日は
すべてを燃やしたい
だあれも
人のみてないとこで
おもいきり人のためになることをしていれぬものか
「ある日」
雨はやんだ
しかし 空はくもっている
白いような
すこし ひかるような雲がいっぱいだ
ものを考えてはならないとおもった
切磋琢磨 -
den 14.08.2005 edit
わが本能はすべてを支配せんと欲する。徹底的に叩きのめし、己の前に世界を地に跪かせようとする。真理に燃える本能――!わが理性はこれを鎮める。道徳的な同情、論理的な分析で、本能をなだめようとする。ああ、しかし、理性よ、お前は本能を制御できるか?……本能よ、お前は理性を突破できるか?
- 走るな。座るな。ただ、歩け。
- 豊穣なる者は苦しむ――自己を分与できぬが故に。
- 「敵は横にはない」と思ったので、僕は天を仰いだ。
- 走るな。座るな。ただ、歩け。
- 豊穣なる者は苦しむ――自己を分与できぬが故に。
- 「敵は横にはない」と思ったので、僕は天を仰いだ。
東京・手記 -
den 13.08.2005 edit
バラバラの手帳を発見した。日付はないが、昨年末から書いていたものだ。
- 机に向かうことの少なくなった今日の暮らしのなかで、一通の手紙を書くためにペンをとることは、それ自体でとても大切なことのように思われる。この手紙を誰のために書くのか、僕は知らない。未だ現れぬ読者を待ちきれなくなって追いやられるように書いているのかも知れない。……
- 光にうたれて 花が咲く
- 記憶することと生きること、人間を軸とした生活
- 疑ってみること、信じてみること。
- 求められるとき、わたしは救える。
- 教養のない大衆から守るべき文化。粗野 怒鳴りたいときに怒鳴り、壊したいものを壊してしまう――High Cultureが特権を保ち、大衆(中産階級)を無視することができなくなった。大量生産を軸とした資本の倫理。市場の中で商品となった文化。
- Hegemony 支配と従属の流動的な均衡性
- 生き方で返す
- 負ける人間がいるから勝つ人間がいる。
- 偽善、いかさま。問題は向こうにはない。こちらにあるんだな
- 私の生き方――人間が達し得た素晴らしき限界を更に突破し、人々の目標となること。その為に意志を高く維持し、苦痛から逃避することなく、今すぐやること。妥協せず忍耐を重ねること。
- 現実と現実を超えた「現実」を志す
- 瞑想の体験:ひとつの人生
- 周囲と同化する為に画家は写生する、無心。
- Absolute Silence, Total Enlightenment, Subjective Meditation, Supreme Divinity…
- Fullness comes from fullness.
- 真理を知ることは苦を滅却しないが故に、無駄である。
- 哲学は一種の病である。
- 生、偉大な生は権力なり
- 平和を維持するために擬似的な苦痛を作り出す必要がある。人民に悪しき事件を想像させる制度――
- 極端と中庸は紙一重だ。
- Attachment 言葉、造形、音楽
- あらゆるところに情報が溢れている。
- 無意味なものばかり、他力本願……慎独。
- 現地の文化に“従わなければならない”と偽善者はいう。しかし様々な人が自らの生活様式を持ち込むからこそハイブリッドな面白さは生まれているのだ。自己矛盾である。
- 一切を破壊し尽くしたとき、静かな朝が訪れて、新たな光が世界に射し込む。圧倒的な美しさ――刹那の悦びが、すべてを焼きつくす。
- 価値の創造者、最高の善には最高の悪が必要とされる。価値が事物を創る、Criticismの再評価。
3/1
- 問題は「誰に服従するか」である。神か、他者か、自己か。
- 個人的なことは、あと一歩で最も普遍的なものとなる。
- 樹木の存在が、人間の見苦しい罪をつぐなっている。
- 民族的教養――落ち着き。
- 煩雑な現実から逃れると、こんどは自由の重みがずっしりとのしかかる。決めたことを最後までやること、なにかを成し遂げること、決断に縛られぬこと。
- 忍耐が如何に決定的か。選ぶということは、避けるということである。何処まで選ばずに行けるか。
- 論語のあらゆる道徳を以てしても、一瞬の美には変えられない。
- 生に死以外の意味を与えるとしたら、それは絶え間ない美の発見である。美の最たる頂点を見極める能力、之を鍛える他に生命の楽しみはない。
- 人間が人間であるのは、その媒介性の故である。媒介するもの、中間にあるもの、すなわち命。
- 始まりを懐かしみ過ぎもせず、終わりを恐れ過ぎもせず、ただ正当に対等に世界と向き合う。
- 我々が文化の産児である事は間違いではない。私を消す為にムキになってはいけない。
- いけない、いけないと唱えてはいけない。ただ、見よ、内に秘められた光を、その発揚の瞬間を。
- 僕は幸福の根源を他に依存してはならないと思った。時間や場所、他の人々に関係なく、自分から幸福になる術を身に付けたい。それは、小さなものかもしれないが、確実なものだ。大きな快楽と引き換えに絶望を招くよりは、静かな日々とささやかな喜びを手に入れよう。《その為には》、孤独や世論、人気、金銭に打ち克つ精神を育み、他者への無用な同情を控え、理想に劣らぬ現実の行動力を持たねばならない。そして何よりも、聖者となって愚婦を連れて帰らぬように注意しなければいけない。
- 他者の征服/無視 (生/死)、神の国――不二の世界。
- 愛は同情ではない。彼は愛を知らない。
- “In order to give, you must have.”
- ここにさえ、僕の居場所はないのだ。
- 再び、復活の兆し、限りない自信:僕は長い間、耐え忍んで今を待ってきたのだから。
- 我々が二元の世界に在る理由は何か。それさえも教えられなかった。人類はいまだかつて一の目標を有したことがあるだろうか。各々の解釈で生命のゆくえを想像した先人らも、確固たる結論を残してはくれなかった。或いは聖者ら自ら悟る必然性を考慮して沈黙のまま微笑んでいるのかもしれないが、ともすればそんな人物は我々の期待の産物にすぎないのかもしれない。ただ、解が人間の領域を超えているのならば、まずは人間を超えなければいけないことは確かだ。
- 「世界のすべての歴史が間違って理解されている、ということがあるのだろうか。過去はすべてその時代の愚かな民衆についてだけ語ったのだから誤謬である。中心をなす一人の人間についてこそ語らねばならないのに、それが未知でありすでに死んでしまったというだけの理由で、有象無象の周囲の人垣をつくって、すむのだろうか。そうだ、そんな愚劣なことがあるかもしれない」
- 先人がそう言っているからといって、ただちに拒否・回避する必要はないし、逆に、従う必要もなかった。ただ、どちらかの反応は現れるだろう。
- 言葉にどれだけの精度を求めるか。高い精度は良いが、何も書けなくなってしまっては元も子もない。すなわちこれは自尊心の問題だ。
- 彼女は私の自分を愛する自由を阻害した。
- 恋愛とは、成功すれば飽きるし、失敗すれば憎らしいもの。
- 凡人に泥んではならないと思った。殊に愚婦を連れて帰らないように注意を払う必要があった。僕は彼女を必要としなかった。
- あらゆる学問は無駄である。知識欲は記憶力の低下に比例して敗北を知る。
- 誰にも見つかる恐れのない場所で、ただひとり、みずからの心と向き合った。
- 世の人々が進んで欲しがるものと、それを得るための労働というものの両方に、詩人ははじめから興味を抱いてはならないのです。だから、人々は詩人を責めて、怠け者と呼ぶのです。生活はどうするんだ、と非難するのです。
- 「自分がたとい最も適当な人間でなくとも、ただ人間の一人でさえあるならば。結局、自分のほかにその人はないのだ」
- 僕は半ば気が付きながら恐れていたのだ。そして結果的に彼を悪魔にしてしまった。自らの清らかさを保つために、本当ではない言葉を喋り、正しき信念に目をつぶった。
- 机に向かうことの少なくなった今日の暮らしのなかで、一通の手紙を書くためにペンをとることは、それ自体でとても大切なことのように思われる。この手紙を誰のために書くのか、僕は知らない。未だ現れぬ読者を待ちきれなくなって追いやられるように書いているのかも知れない。……
- 光にうたれて 花が咲く
- 記憶することと生きること、人間を軸とした生活
- 疑ってみること、信じてみること。
- 求められるとき、わたしは救える。
- 教養のない大衆から守るべき文化。粗野 怒鳴りたいときに怒鳴り、壊したいものを壊してしまう――High Cultureが特権を保ち、大衆(中産階級)を無視することができなくなった。大量生産を軸とした資本の倫理。市場の中で商品となった文化。
- Hegemony 支配と従属の流動的な均衡性
- 生き方で返す
- 負ける人間がいるから勝つ人間がいる。
- 偽善、いかさま。問題は向こうにはない。こちらにあるんだな
- 私の生き方――人間が達し得た素晴らしき限界を更に突破し、人々の目標となること。その為に意志を高く維持し、苦痛から逃避することなく、今すぐやること。妥協せず忍耐を重ねること。
- 現実と現実を超えた「現実」を志す
- 瞑想の体験:ひとつの人生
- 周囲と同化する為に画家は写生する、無心。
- Absolute Silence, Total Enlightenment, Subjective Meditation, Supreme Divinity…
- Fullness comes from fullness.
- 真理を知ることは苦を滅却しないが故に、無駄である。
- 哲学は一種の病である。
- 生、偉大な生は権力なり
- 平和を維持するために擬似的な苦痛を作り出す必要がある。人民に悪しき事件を想像させる制度――
- 極端と中庸は紙一重だ。
- Attachment 言葉、造形、音楽
- あらゆるところに情報が溢れている。
- 無意味なものばかり、他力本願……慎独。
- 現地の文化に“従わなければならない”と偽善者はいう。しかし様々な人が自らの生活様式を持ち込むからこそハイブリッドな面白さは生まれているのだ。自己矛盾である。
- 一切を破壊し尽くしたとき、静かな朝が訪れて、新たな光が世界に射し込む。圧倒的な美しさ――刹那の悦びが、すべてを焼きつくす。
- 価値の創造者、最高の善には最高の悪が必要とされる。価値が事物を創る、Criticismの再評価。
3/1
- 問題は「誰に服従するか」である。神か、他者か、自己か。
- 個人的なことは、あと一歩で最も普遍的なものとなる。
- 樹木の存在が、人間の見苦しい罪をつぐなっている。
- 民族的教養――落ち着き。
- 煩雑な現実から逃れると、こんどは自由の重みがずっしりとのしかかる。決めたことを最後までやること、なにかを成し遂げること、決断に縛られぬこと。
- 忍耐が如何に決定的か。選ぶということは、避けるということである。何処まで選ばずに行けるか。
- 論語のあらゆる道徳を以てしても、一瞬の美には変えられない。
- 生に死以外の意味を与えるとしたら、それは絶え間ない美の発見である。美の最たる頂点を見極める能力、之を鍛える他に生命の楽しみはない。
- 人間が人間であるのは、その媒介性の故である。媒介するもの、中間にあるもの、すなわち命。
- 始まりを懐かしみ過ぎもせず、終わりを恐れ過ぎもせず、ただ正当に対等に世界と向き合う。
- 我々が文化の産児である事は間違いではない。私を消す為にムキになってはいけない。
- いけない、いけないと唱えてはいけない。ただ、見よ、内に秘められた光を、その発揚の瞬間を。
- 僕は幸福の根源を他に依存してはならないと思った。時間や場所、他の人々に関係なく、自分から幸福になる術を身に付けたい。それは、小さなものかもしれないが、確実なものだ。大きな快楽と引き換えに絶望を招くよりは、静かな日々とささやかな喜びを手に入れよう。《その為には》、孤独や世論、人気、金銭に打ち克つ精神を育み、他者への無用な同情を控え、理想に劣らぬ現実の行動力を持たねばならない。そして何よりも、聖者となって愚婦を連れて帰らぬように注意しなければいけない。
- 他者の征服/無視 (生/死)、神の国――不二の世界。
- 愛は同情ではない。彼は愛を知らない。
- “In order to give, you must have.”
- ここにさえ、僕の居場所はないのだ。
- 再び、復活の兆し、限りない自信:僕は長い間、耐え忍んで今を待ってきたのだから。
- 我々が二元の世界に在る理由は何か。それさえも教えられなかった。人類はいまだかつて一の目標を有したことがあるだろうか。各々の解釈で生命のゆくえを想像した先人らも、確固たる結論を残してはくれなかった。或いは聖者ら自ら悟る必然性を考慮して沈黙のまま微笑んでいるのかもしれないが、ともすればそんな人物は我々の期待の産物にすぎないのかもしれない。ただ、解が人間の領域を超えているのならば、まずは人間を超えなければいけないことは確かだ。
- 「世界のすべての歴史が間違って理解されている、ということがあるのだろうか。過去はすべてその時代の愚かな民衆についてだけ語ったのだから誤謬である。中心をなす一人の人間についてこそ語らねばならないのに、それが未知でありすでに死んでしまったというだけの理由で、有象無象の周囲の人垣をつくって、すむのだろうか。そうだ、そんな愚劣なことがあるかもしれない」
- 先人がそう言っているからといって、ただちに拒否・回避する必要はないし、逆に、従う必要もなかった。ただ、どちらかの反応は現れるだろう。
- 言葉にどれだけの精度を求めるか。高い精度は良いが、何も書けなくなってしまっては元も子もない。すなわちこれは自尊心の問題だ。
- 彼女は私の自分を愛する自由を阻害した。
- 恋愛とは、成功すれば飽きるし、失敗すれば憎らしいもの。
- 凡人に泥んではならないと思った。殊に愚婦を連れて帰らないように注意を払う必要があった。僕は彼女を必要としなかった。
- あらゆる学問は無駄である。知識欲は記憶力の低下に比例して敗北を知る。
- 誰にも見つかる恐れのない場所で、ただひとり、みずからの心と向き合った。
- 世の人々が進んで欲しがるものと、それを得るための労働というものの両方に、詩人ははじめから興味を抱いてはならないのです。だから、人々は詩人を責めて、怠け者と呼ぶのです。生活はどうするんだ、と非難するのです。
- 「自分がたとい最も適当な人間でなくとも、ただ人間の一人でさえあるならば。結局、自分のほかにその人はないのだ」
- 僕は半ば気が付きながら恐れていたのだ。そして結果的に彼を悪魔にしてしまった。自らの清らかさを保つために、本当ではない言葉を喋り、正しき信念に目をつぶった。
ブラック・ジャックの言葉から -
den 12.08.2005 edit
*
B 「先生はベテランだ!なぜもっと地位を望まないのですか?」
X 「医者は欲が優先しちゃおしまいですよ…ハハ……」
*
B 「なおるみこみはすくない。九十パーセント生命の保証はない。だが、もし助かったら三千万円いただくが……………」
X 「三千万円!?」
B 「あなたに払えますかね?」
X 「い いいですとも!一生かかっても、どんなことをしても払います!きっと払いますとも!」
*
X 「(Bへ)きみは医者になって人間をなおしているんだね。ぼくも医者なんだ。フフ 医者にもいろいろある……ぼくが治そうというのは…………地球だよ」
*
B 「たいしたやつだな………簡単に五人も死なせるなんて。こっちは…………ひとり助けるだけで、せいいっぱいなんだ」
*
B 「先生はベテランだ!なぜもっと地位を望まないのですか?」
X 「医者は欲が優先しちゃおしまいですよ…ハハ……」
*
B 「なおるみこみはすくない。九十パーセント生命の保証はない。だが、もし助かったら三千万円いただくが……………」
X 「三千万円!?」
B 「あなたに払えますかね?」
X 「い いいですとも!一生かかっても、どんなことをしても払います!きっと払いますとも!」
*
X 「(Bへ)きみは医者になって人間をなおしているんだね。ぼくも医者なんだ。フフ 医者にもいろいろある……ぼくが治そうというのは…………地球だよ」
*
B 「たいしたやつだな………簡単に五人も死なせるなんて。こっちは…………ひとり助けるだけで、せいいっぱいなんだ」
*
リルケの言葉から -
den 11.08.2005 edit
*
……年少にして詩を書くほど、およそ無意味なことはない。詩はいつまでも根気よく待たねばならぬのだ。人は一生かかって、しかもできれば七十年あるいは八十年かかって、まず蜂のように蜜と意味を集めねばならぬ。そうしてやっと最後に、おそらくわずか十行の立派な詩が書けるだろう。
*
孤独者というと、どうも世間の人々はあまり多くのものを前提していけない。彼らは孤独者とはどのようなものをさすか、よくわかったような顔つきをしながら、本当は何もまだわからぬのだ。彼らは第一、孤独者を見たことすらない。訳もわからずに、ただ孤独者を憎むのだ。
*
愛することは、ただ燃え尽きることだ。愛することは、長い夜にともされた美しいランプの光だ。愛されることは消えること。そして愛することは、長い持続だ。
*
……年少にして詩を書くほど、およそ無意味なことはない。詩はいつまでも根気よく待たねばならぬのだ。人は一生かかって、しかもできれば七十年あるいは八十年かかって、まず蜂のように蜜と意味を集めねばならぬ。そうしてやっと最後に、おそらくわずか十行の立派な詩が書けるだろう。
*
孤独者というと、どうも世間の人々はあまり多くのものを前提していけない。彼らは孤独者とはどのようなものをさすか、よくわかったような顔つきをしながら、本当は何もまだわからぬのだ。彼らは第一、孤独者を見たことすらない。訳もわからずに、ただ孤独者を憎むのだ。
*
愛することは、ただ燃え尽きることだ。愛することは、長い夜にともされた美しいランプの光だ。愛されることは消えること。そして愛することは、長い持続だ。
*



































