東京・手記 -
den 13.08.2005 edit
バラバラの手帳を発見した。日付はないが、昨年末から書いていたものだ。
- 机に向かうことの少なくなった今日の暮らしのなかで、一通の手紙を書くためにペンをとることは、それ自体でとても大切なことのように思われる。この手紙を誰のために書くのか、僕は知らない。未だ現れぬ読者を待ちきれなくなって追いやられるように書いているのかも知れない。……
- 光にうたれて 花が咲く
- 記憶することと生きること、人間を軸とした生活
- 疑ってみること、信じてみること。
- 求められるとき、わたしは救える。
- 教養のない大衆から守るべき文化。粗野 怒鳴りたいときに怒鳴り、壊したいものを壊してしまう――High Cultureが特権を保ち、大衆(中産階級)を無視することができなくなった。大量生産を軸とした資本の倫理。市場の中で商品となった文化。
- Hegemony 支配と従属の流動的な均衡性
- 生き方で返す
- 負ける人間がいるから勝つ人間がいる。
- 偽善、いかさま。問題は向こうにはない。こちらにあるんだな
- 私の生き方――人間が達し得た素晴らしき限界を更に突破し、人々の目標となること。その為に意志を高く維持し、苦痛から逃避することなく、今すぐやること。妥協せず忍耐を重ねること。
- 現実と現実を超えた「現実」を志す
- 瞑想の体験:ひとつの人生
- 周囲と同化する為に画家は写生する、無心。
- Absolute Silence, Total Enlightenment, Subjective Meditation, Supreme Divinity…
- Fullness comes from fullness.
- 真理を知ることは苦を滅却しないが故に、無駄である。
- 哲学は一種の病である。
- 生、偉大な生は権力なり
- 平和を維持するために擬似的な苦痛を作り出す必要がある。人民に悪しき事件を想像させる制度――
- 極端と中庸は紙一重だ。
- Attachment 言葉、造形、音楽
- あらゆるところに情報が溢れている。
- 無意味なものばかり、他力本願……慎独。
- 現地の文化に“従わなければならない”と偽善者はいう。しかし様々な人が自らの生活様式を持ち込むからこそハイブリッドな面白さは生まれているのだ。自己矛盾である。
- 一切を破壊し尽くしたとき、静かな朝が訪れて、新たな光が世界に射し込む。圧倒的な美しさ――刹那の悦びが、すべてを焼きつくす。
- 価値の創造者、最高の善には最高の悪が必要とされる。価値が事物を創る、Criticismの再評価。
3/1
- 問題は「誰に服従するか」である。神か、他者か、自己か。
- 個人的なことは、あと一歩で最も普遍的なものとなる。
- 樹木の存在が、人間の見苦しい罪をつぐなっている。
- 民族的教養――落ち着き。
- 煩雑な現実から逃れると、こんどは自由の重みがずっしりとのしかかる。決めたことを最後までやること、なにかを成し遂げること、決断に縛られぬこと。
- 忍耐が如何に決定的か。選ぶということは、避けるということである。何処まで選ばずに行けるか。
- 論語のあらゆる道徳を以てしても、一瞬の美には変えられない。
- 生に死以外の意味を与えるとしたら、それは絶え間ない美の発見である。美の最たる頂点を見極める能力、之を鍛える他に生命の楽しみはない。
- 人間が人間であるのは、その媒介性の故である。媒介するもの、中間にあるもの、すなわち命。
- 始まりを懐かしみ過ぎもせず、終わりを恐れ過ぎもせず、ただ正当に対等に世界と向き合う。
- 我々が文化の産児である事は間違いではない。私を消す為にムキになってはいけない。
- いけない、いけないと唱えてはいけない。ただ、見よ、内に秘められた光を、その発揚の瞬間を。
- 僕は幸福の根源を他に依存してはならないと思った。時間や場所、他の人々に関係なく、自分から幸福になる術を身に付けたい。それは、小さなものかもしれないが、確実なものだ。大きな快楽と引き換えに絶望を招くよりは、静かな日々とささやかな喜びを手に入れよう。《その為には》、孤独や世論、人気、金銭に打ち克つ精神を育み、他者への無用な同情を控え、理想に劣らぬ現実の行動力を持たねばならない。そして何よりも、聖者となって愚婦を連れて帰らぬように注意しなければいけない。
- 他者の征服/無視 (生/死)、神の国――不二の世界。
- 愛は同情ではない。彼は愛を知らない。
- “In order to give, you must have.”
- ここにさえ、僕の居場所はないのだ。
- 再び、復活の兆し、限りない自信:僕は長い間、耐え忍んで今を待ってきたのだから。
- 我々が二元の世界に在る理由は何か。それさえも教えられなかった。人類はいまだかつて一の目標を有したことがあるだろうか。各々の解釈で生命のゆくえを想像した先人らも、確固たる結論を残してはくれなかった。或いは聖者ら自ら悟る必然性を考慮して沈黙のまま微笑んでいるのかもしれないが、ともすればそんな人物は我々の期待の産物にすぎないのかもしれない。ただ、解が人間の領域を超えているのならば、まずは人間を超えなければいけないことは確かだ。
- 「世界のすべての歴史が間違って理解されている、ということがあるのだろうか。過去はすべてその時代の愚かな民衆についてだけ語ったのだから誤謬である。中心をなす一人の人間についてこそ語らねばならないのに、それが未知でありすでに死んでしまったというだけの理由で、有象無象の周囲の人垣をつくって、すむのだろうか。そうだ、そんな愚劣なことがあるかもしれない」
- 先人がそう言っているからといって、ただちに拒否・回避する必要はないし、逆に、従う必要もなかった。ただ、どちらかの反応は現れるだろう。
- 言葉にどれだけの精度を求めるか。高い精度は良いが、何も書けなくなってしまっては元も子もない。すなわちこれは自尊心の問題だ。
- 彼女は私の自分を愛する自由を阻害した。
- 恋愛とは、成功すれば飽きるし、失敗すれば憎らしいもの。
- 凡人に泥んではならないと思った。殊に愚婦を連れて帰らないように注意を払う必要があった。僕は彼女を必要としなかった。
- あらゆる学問は無駄である。知識欲は記憶力の低下に比例して敗北を知る。
- 誰にも見つかる恐れのない場所で、ただひとり、みずからの心と向き合った。
- 世の人々が進んで欲しがるものと、それを得るための労働というものの両方に、詩人ははじめから興味を抱いてはならないのです。だから、人々は詩人を責めて、怠け者と呼ぶのです。生活はどうするんだ、と非難するのです。
- 「自分がたとい最も適当な人間でなくとも、ただ人間の一人でさえあるならば。結局、自分のほかにその人はないのだ」
- 僕は半ば気が付きながら恐れていたのだ。そして結果的に彼を悪魔にしてしまった。自らの清らかさを保つために、本当ではない言葉を喋り、正しき信念に目をつぶった。
- 机に向かうことの少なくなった今日の暮らしのなかで、一通の手紙を書くためにペンをとることは、それ自体でとても大切なことのように思われる。この手紙を誰のために書くのか、僕は知らない。未だ現れぬ読者を待ちきれなくなって追いやられるように書いているのかも知れない。……
- 光にうたれて 花が咲く
- 記憶することと生きること、人間を軸とした生活
- 疑ってみること、信じてみること。
- 求められるとき、わたしは救える。
- 教養のない大衆から守るべき文化。粗野 怒鳴りたいときに怒鳴り、壊したいものを壊してしまう――High Cultureが特権を保ち、大衆(中産階級)を無視することができなくなった。大量生産を軸とした資本の倫理。市場の中で商品となった文化。
- Hegemony 支配と従属の流動的な均衡性
- 生き方で返す
- 負ける人間がいるから勝つ人間がいる。
- 偽善、いかさま。問題は向こうにはない。こちらにあるんだな
- 私の生き方――人間が達し得た素晴らしき限界を更に突破し、人々の目標となること。その為に意志を高く維持し、苦痛から逃避することなく、今すぐやること。妥協せず忍耐を重ねること。
- 現実と現実を超えた「現実」を志す
- 瞑想の体験:ひとつの人生
- 周囲と同化する為に画家は写生する、無心。
- Absolute Silence, Total Enlightenment, Subjective Meditation, Supreme Divinity…
- Fullness comes from fullness.
- 真理を知ることは苦を滅却しないが故に、無駄である。
- 哲学は一種の病である。
- 生、偉大な生は権力なり
- 平和を維持するために擬似的な苦痛を作り出す必要がある。人民に悪しき事件を想像させる制度――
- 極端と中庸は紙一重だ。
- Attachment 言葉、造形、音楽
- あらゆるところに情報が溢れている。
- 無意味なものばかり、他力本願……慎独。
- 現地の文化に“従わなければならない”と偽善者はいう。しかし様々な人が自らの生活様式を持ち込むからこそハイブリッドな面白さは生まれているのだ。自己矛盾である。
- 一切を破壊し尽くしたとき、静かな朝が訪れて、新たな光が世界に射し込む。圧倒的な美しさ――刹那の悦びが、すべてを焼きつくす。
- 価値の創造者、最高の善には最高の悪が必要とされる。価値が事物を創る、Criticismの再評価。
3/1
- 問題は「誰に服従するか」である。神か、他者か、自己か。
- 個人的なことは、あと一歩で最も普遍的なものとなる。
- 樹木の存在が、人間の見苦しい罪をつぐなっている。
- 民族的教養――落ち着き。
- 煩雑な現実から逃れると、こんどは自由の重みがずっしりとのしかかる。決めたことを最後までやること、なにかを成し遂げること、決断に縛られぬこと。
- 忍耐が如何に決定的か。選ぶということは、避けるということである。何処まで選ばずに行けるか。
- 論語のあらゆる道徳を以てしても、一瞬の美には変えられない。
- 生に死以外の意味を与えるとしたら、それは絶え間ない美の発見である。美の最たる頂点を見極める能力、之を鍛える他に生命の楽しみはない。
- 人間が人間であるのは、その媒介性の故である。媒介するもの、中間にあるもの、すなわち命。
- 始まりを懐かしみ過ぎもせず、終わりを恐れ過ぎもせず、ただ正当に対等に世界と向き合う。
- 我々が文化の産児である事は間違いではない。私を消す為にムキになってはいけない。
- いけない、いけないと唱えてはいけない。ただ、見よ、内に秘められた光を、その発揚の瞬間を。
- 僕は幸福の根源を他に依存してはならないと思った。時間や場所、他の人々に関係なく、自分から幸福になる術を身に付けたい。それは、小さなものかもしれないが、確実なものだ。大きな快楽と引き換えに絶望を招くよりは、静かな日々とささやかな喜びを手に入れよう。《その為には》、孤独や世論、人気、金銭に打ち克つ精神を育み、他者への無用な同情を控え、理想に劣らぬ現実の行動力を持たねばならない。そして何よりも、聖者となって愚婦を連れて帰らぬように注意しなければいけない。
- 他者の征服/無視 (生/死)、神の国――不二の世界。
- 愛は同情ではない。彼は愛を知らない。
- “In order to give, you must have.”
- ここにさえ、僕の居場所はないのだ。
- 再び、復活の兆し、限りない自信:僕は長い間、耐え忍んで今を待ってきたのだから。
- 我々が二元の世界に在る理由は何か。それさえも教えられなかった。人類はいまだかつて一の目標を有したことがあるだろうか。各々の解釈で生命のゆくえを想像した先人らも、確固たる結論を残してはくれなかった。或いは聖者ら自ら悟る必然性を考慮して沈黙のまま微笑んでいるのかもしれないが、ともすればそんな人物は我々の期待の産物にすぎないのかもしれない。ただ、解が人間の領域を超えているのならば、まずは人間を超えなければいけないことは確かだ。
- 「世界のすべての歴史が間違って理解されている、ということがあるのだろうか。過去はすべてその時代の愚かな民衆についてだけ語ったのだから誤謬である。中心をなす一人の人間についてこそ語らねばならないのに、それが未知でありすでに死んでしまったというだけの理由で、有象無象の周囲の人垣をつくって、すむのだろうか。そうだ、そんな愚劣なことがあるかもしれない」
- 先人がそう言っているからといって、ただちに拒否・回避する必要はないし、逆に、従う必要もなかった。ただ、どちらかの反応は現れるだろう。
- 言葉にどれだけの精度を求めるか。高い精度は良いが、何も書けなくなってしまっては元も子もない。すなわちこれは自尊心の問題だ。
- 彼女は私の自分を愛する自由を阻害した。
- 恋愛とは、成功すれば飽きるし、失敗すれば憎らしいもの。
- 凡人に泥んではならないと思った。殊に愚婦を連れて帰らないように注意を払う必要があった。僕は彼女を必要としなかった。
- あらゆる学問は無駄である。知識欲は記憶力の低下に比例して敗北を知る。
- 誰にも見つかる恐れのない場所で、ただひとり、みずからの心と向き合った。
- 世の人々が進んで欲しがるものと、それを得るための労働というものの両方に、詩人ははじめから興味を抱いてはならないのです。だから、人々は詩人を責めて、怠け者と呼ぶのです。生活はどうするんだ、と非難するのです。
- 「自分がたとい最も適当な人間でなくとも、ただ人間の一人でさえあるならば。結局、自分のほかにその人はないのだ」
- 僕は半ば気が付きながら恐れていたのだ。そして結果的に彼を悪魔にしてしまった。自らの清らかさを保つために、本当ではない言葉を喋り、正しき信念に目をつぶった。


