ウェルテルの言葉から -
den 06.09.2005 edit
気が狂いそうだ、ウィルヘルム、この世にまだわずかばかり残っている貴重なものに全然無感覚な人間がいるということを知ると。
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人間はどうして互にこうまで冷たくしていられるんだ、それを思うと胸をかき破り、脳天をたたきこわしたくなることがよくある。ああ、愛だってよろこびだって、あたたかさだってたのしみだって、ぼくが提供するんでなければ、誰もこっちに与えてくれはしない。
*
そうだ、ぼくは放浪者にすぎぬ。この世の巡礼者だ。しかし君たちもそれ以上のものなのだろうか。
*
不幸な男よ、お前はばかではないのか。われわれが身を欺いているのではないか。この気違いじみた果てしのない情熱は何だというのだ。ぼくの祈りは彼女以外の何者にも向けられていない。ぼくの想像力には彼女以外の誰も姿を現さぬ。周囲の一切も、ただ彼女との関係だけ意味を持ってくる。
*
神よ、君たちふたりに祝福を垂れたまえ。私にお恵み下さらなかった幸福な日日のすべてを君たちに恵まれんことを。
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人間はどうして互にこうまで冷たくしていられるんだ、それを思うと胸をかき破り、脳天をたたきこわしたくなることがよくある。ああ、愛だってよろこびだって、あたたかさだってたのしみだって、ぼくが提供するんでなければ、誰もこっちに与えてくれはしない。
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そうだ、ぼくは放浪者にすぎぬ。この世の巡礼者だ。しかし君たちもそれ以上のものなのだろうか。
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不幸な男よ、お前はばかではないのか。われわれが身を欺いているのではないか。この気違いじみた果てしのない情熱は何だというのだ。ぼくの祈りは彼女以外の何者にも向けられていない。ぼくの想像力には彼女以外の誰も姿を現さぬ。周囲の一切も、ただ彼女との関係だけ意味を持ってくる。
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神よ、君たちふたりに祝福を垂れたまえ。私にお恵み下さらなかった幸福な日日のすべてを君たちに恵まれんことを。