Hermann Hesse: The Glass Bead Game -
"This respect was founded on the sacrifice with which all members of the scholarly community paid for their intellectual privileges. They had many amenities; they had a modest allotment of food, clothing, and shelter; they had splendid libraries, collections, and laboratories at their disposal. But in return they renounced lush living, marriage, and family. As a monastic community they were excluded from competition in the world. They owned no property, received no titles and honors, and in material things had to content themselves with a very simple life. If one wanted to expend the years of his life deciphering a single ancient inscription, he was free to do so, and would even be helped. But if he desired good living, rich clothing, money, or titles, he found these things inexorably barred. Those for whom such gratifications were important usually returned to "the world" quite young; they became paid teachers or tutors or journalists; they married or in other ways sought out a life to suit their tastes" 66
den 31.01.2007 edit
"This respect was founded on the sacrifice with which all members of the scholarly community paid for their intellectual privileges. They had many amenities; they had a modest allotment of food, clothing, and shelter; they had splendid libraries, collections, and laboratories at their disposal. But in return they renounced lush living, marriage, and family. As a monastic community they were excluded from competition in the world. They owned no property, received no titles and honors, and in material things had to content themselves with a very simple life. If one wanted to expend the years of his life deciphering a single ancient inscription, he was free to do so, and would even be helped. But if he desired good living, rich clothing, money, or titles, he found these things inexorably barred. Those for whom such gratifications were important usually returned to "the world" quite young; they became paid teachers or tutors or journalists; they married or in other ways sought out a life to suit their tastes" 66
90 -
「僕は僕の内部から押出されてしまい、もう元へ戻ることができない。足でふみつぶされた甲虫の漿液のように、僕が僕の体から流れ出てしまうのだ。そして外皮だけが、いくらか堅固に、その形骸を残している。もはやそれになんの意味があるだろうか。
何一つ見えない暗黒な夜。何一つ映らない窓。注意深く閉ざされた扉。昔のままの調度。ただ次々に引渡され、認知されただけで、誰にも理解されたことのない部屋の道具類。階段のひっそりした静寂。隣室のもの音もせぬ沈黙。屋根裏もしんかんと静まり返っている。ああ子供のころ、このような切ない静けさから救ってくれたのは、ただ一人の僕の母があっただけだ。母やこの静けさをいつもか弱い自分の身に引受けて、ちっとも怖いことなんかないんだよ、しいんとしているのはお母さんだからね、と言ってくれたりした。夜ふけの静けさにおびえきって、息が詰まりそうな子供のために、母は暗闇の中で、自分があのしいんとした静けさだと言ってきかせる勇気を持っていたのだ。母が明りをつける。すると、母が騒がしい物音になってしまう。母は明りを手にとって、こう言うのだ――ちっとも怖くないよ、わたしがこの明りだからね、と。母は明りをゆっくりそこに置く。なるほど、母は明りだ。なんの底意もなしに、善良に、素朴に、一筋に、ただそこらにある道具を照らしているランプの明りなのだ。もしどこか壁の向うで無気味な物音がしたり、床板の下で足音らしい響きがしたりすると、母はなんの意味もなく微笑するだけだった。もしかすると、母がそれらの隠れたものどもとひそかに結託ししめしあわせているのかしらと、じっと顔を見つめる心配そうな僕に、ただ明るい光の輪の中で、屈託のない明るい透明な微笑をしてみせるのだ。あたかも母がそれらのかすかな物音であるかのように。現実のどんな力が母のこの深い力に匹敵するだろう」
den 21.01.2007 edit
「僕は僕の内部から押出されてしまい、もう元へ戻ることができない。足でふみつぶされた甲虫の漿液のように、僕が僕の体から流れ出てしまうのだ。そして外皮だけが、いくらか堅固に、その形骸を残している。もはやそれになんの意味があるだろうか。
何一つ見えない暗黒な夜。何一つ映らない窓。注意深く閉ざされた扉。昔のままの調度。ただ次々に引渡され、認知されただけで、誰にも理解されたことのない部屋の道具類。階段のひっそりした静寂。隣室のもの音もせぬ沈黙。屋根裏もしんかんと静まり返っている。ああ子供のころ、このような切ない静けさから救ってくれたのは、ただ一人の僕の母があっただけだ。母やこの静けさをいつもか弱い自分の身に引受けて、ちっとも怖いことなんかないんだよ、しいんとしているのはお母さんだからね、と言ってくれたりした。夜ふけの静けさにおびえきって、息が詰まりそうな子供のために、母は暗闇の中で、自分があのしいんとした静けさだと言ってきかせる勇気を持っていたのだ。母が明りをつける。すると、母が騒がしい物音になってしまう。母は明りを手にとって、こう言うのだ――ちっとも怖くないよ、わたしがこの明りだからね、と。母は明りをゆっくりそこに置く。なるほど、母は明りだ。なんの底意もなしに、善良に、素朴に、一筋に、ただそこらにある道具を照らしているランプの明りなのだ。もしどこか壁の向うで無気味な物音がしたり、床板の下で足音らしい響きがしたりすると、母はなんの意味もなく微笑するだけだった。もしかすると、母がそれらの隠れたものどもとひそかに結託ししめしあわせているのかしらと、じっと顔を見つめる心配そうな僕に、ただ明るい光の輪の中で、屈託のない明るい透明な微笑をしてみせるのだ。あたかも母がそれらのかすかな物音であるかのように。現実のどんな力が母のこの深い力に匹敵するだろう」
おもいでの人々 -
den 21.01.2007 edit
筋を立てる俳優――彼の欲するのは効果だ。効果以外の何ものでもない。
『偶像の薄明』
"Has the gain been worth the countless victims? Has our present structure of the life of the mind been sufficiently developed, and is it likely to endure long enough, to justify as worthwhile sacrifices all the suffering, convulsions and abnormalities: the trials of heretics, the burnings at stake, the many "geniuses" who ended in madness or suicide?" Glass Bead Game
やがて、自分だけの死に方も、自分だけの生き方と同じように、この世の中から跡を絶つだろう。何もかもがレディー・メイドになってゆく
……僕は顔というものがいったいどのくらいあるかなど、意識して考えたことはなかった。大勢の人々がいるが、人間の顔はしかしいっそうそれよりも多いのだ。一人の人間は必ずいくつかの顔を持っている。長い間一つの顔を持ち続けている人もある……しかし彼らだって、やはり幾つかの顔を持つとすれば、いわば余分になった顔をどう処分するのだろう。
今日は美しく晴れた秋の朝だった。僕はチュイルリイを通りぬけて来た。東側にあるものはみんな太陽を受けて、まぶしく輝いていた。しかも一面の霧で、光は明るい灰色のカーテンに包まれたようだった。まだ晴れきらぬ庭野ところどころの銅像が灰色の霧の中で、薄い陽光を浴びていた。長い道に沿うた花園の花々が、ようやく目をさまして、一つ一つびっくりしたような声で「紅い」と叫んでいた。『マルテの手記』
「僕はすでに世の中を知りつくしたつもりでいた。そして、無知な、僭越な、くだらぬ青春の日をすごしていた、名声が僕をそこないはじめていたのだ。僕は無名や失意よりもなおも始末にわるい名声がある一方に、すべての名声よりもいっそう偉大な失意の時代があることを知らなかった」コクトー
『偶像の薄明』
"Has the gain been worth the countless victims? Has our present structure of the life of the mind been sufficiently developed, and is it likely to endure long enough, to justify as worthwhile sacrifices all the suffering, convulsions and abnormalities: the trials of heretics, the burnings at stake, the many "geniuses" who ended in madness or suicide?" Glass Bead Game
やがて、自分だけの死に方も、自分だけの生き方と同じように、この世の中から跡を絶つだろう。何もかもがレディー・メイドになってゆく
……僕は顔というものがいったいどのくらいあるかなど、意識して考えたことはなかった。大勢の人々がいるが、人間の顔はしかしいっそうそれよりも多いのだ。一人の人間は必ずいくつかの顔を持っている。長い間一つの顔を持ち続けている人もある……しかし彼らだって、やはり幾つかの顔を持つとすれば、いわば余分になった顔をどう処分するのだろう。
今日は美しく晴れた秋の朝だった。僕はチュイルリイを通りぬけて来た。東側にあるものはみんな太陽を受けて、まぶしく輝いていた。しかも一面の霧で、光は明るい灰色のカーテンに包まれたようだった。まだ晴れきらぬ庭野ところどころの銅像が灰色の霧の中で、薄い陽光を浴びていた。長い道に沿うた花園の花々が、ようやく目をさまして、一つ一つびっくりしたような声で「紅い」と叫んでいた。『マルテの手記』
「僕はすでに世の中を知りつくしたつもりでいた。そして、無知な、僭越な、くだらぬ青春の日をすごしていた、名声が僕をそこないはじめていたのだ。僕は無名や失意よりもなおも始末にわるい名声がある一方に、すべての名声よりもいっそう偉大な失意の時代があることを知らなかった」コクトー
Mozart:Requiem -
den 21.01.2007 edit
1.入祭唱(イントロイトゥス)
Requiem aeternam dona eis Domine, 永遠の安息を彼らに与えてください、主よ、
et lux perpetua luceat eis. そして絶えざる光が彼らを照らしますように。
Te decet hymnus, Deus, in Sion, あなたに、神よ、シオンでは賛美を捧げます。
et Tibi reddetur votum in Jerusalem. そして、あなたに誓いは果たされます、エルサレムの地で。
Exaudi orationem meam: どうか聞き入れてください、私の祈りを;
ad Te omnis caro veniet. あなたのもとへ、すべての肉は行くのです。
Requiem aeternam dona eis Domine, 永遠の安息を彼らに与えてください、主よ、
et lux perpetua luceat eis. そして絶えざる光が彼らを照らしますように。
2.キリエ
Kyrie, eleison. 主よ、あわれんでください。
Christe, Eleison. キリストよ、あわれんでください。
Kyrie, Eleison. 主よ、あわれんでください。
3.セクエンツィア(続唱)
1)怒りの日
Dies irae, dies illa, その日こそ、怒りの日。
Solvet saeclum in favilla: この世は灰燼に帰し、
Teste David cum Sibylla. その様をダビデとシビラがみとどける。
Quantus tremor est futurus, 畏れるがよい、
Quando judex est venturus, 裁きの主が来て、
cuncta stricte discussurus! すべてを厳しく裁かれる。
2)不思議なラッパ
Tuba mirum spargens sonum 不思議なラッパが鳴り響き
per sepulcra regionum, 全地の墓に鳴り渡るなか、
coget omnes ante thronum. すべての民は玉座の前に集められる。
Mors stupebit et natura, 死も自然も驚くなか
cum resurget creatura, 被造物である人間は蘇り、
judicanti responsura. 裁きに答えるときがくる。
Liber scriptus proferetur, 記された書物が前に運ばれると、
in quo totum continetur, そこにはすべてが書かれており、
unde mundus judicetur. それによって世界は裁かれる。
Judex ergo cum sedebit, こうして、裁きの主がその座に着くとき、
quidquid latet apparebit: 隠れているもので、あらわにならぬものはなく、
nil inultum remanebit, 罰せられずにすむものは何ひとつない。
Quid sum miser tunc dicturus? そのとき哀れな私は何を言うことができるだろう?
Quem patronum rogaturus? 誰に助けを求められるだろう?
Cum vix justus sit securus. 正しい人でさえ恐れるその時に。
3)恐るべき威厳の王よ
Rex tremendae majestatis, 王よ、恐るべき威厳の王よ、
qui salvandos salvas gratis, 救うべき者を救ってくださる恵みの方よ、
salva me, fons pietatis. どうか私を救ってください。慈悲の泉なる方よ。
4)慈しみ深いイエスよ、思い出してください
Recordare Jesu pie, 慈しみ深いイエスよ、
quod sum causa tuae viae: 私のためにあなたが来たことを思い出し、
ne me perdas illa die. その日に、私を滅ぼさないでください。
Quaerens me, sedisti lassus, 私を探し、疲れてあなたは座しました。
redemisti crucem passus: 十字架の受難によって、贖ってくださいました。
tantus labor non sit cassus. それほどの働きを、徒労にしないでください。
Juste judex ultionis, 正しい裁きの主よ、罰をさだめる方よ、
donum fac remissionis, 裁きの日のその前に、
ante diem rationis. どうか赦しを与えてください。
Ingemisco, tamquam reus: 私は罪人のようにうめきます。
culpa rubet vultus meus: その過ちを思うとき、私の顔は赤らみます。
supplicanti parce Deus. 神よ、哀願する者を慈しんでください。
Qui Mariam absolvisti, あなたはマリアを赦し、
et latronem exaudisti, 盗人に耳を傾け、
mihi quoque spem dedisti, 私にも希望を与えてくださいました。
Preces meae non sunt dignae: 私の願いはこの身に相応しくないもの。
Sed tu bonus bonus fac benigne, しかしあなたは善いものをくださる方。
Ne perenni cremer igne. どうか業火で焼き尽くさないでください。
Inter oves locum praesta, 善い羊たちのほうに私を置き、
et ab haedis me sequestra, 滅ぼされる山羊から私を離し、
statuens in parte dextra. あなたの右側に私を立たせてください。
5)呪われた者たちが
Confutatis maledictis, 呪われ、押し黙らされた者たちが
flammis acribus addictis, 燃えあがる炎へと引き立てられるとき、
voca me cum benedictis. どうか私を祝福された者とともに呼んでください。
Oro supplex et acclinis, 私は哀願し、ひれ伏して祈ります。
cor contritum quasi cinis: 心は灰のように粉々です。
gere curam mei finis. 私の最後の心配を、どうかかえりみてください。
6)涙にくれる、その日
Lacrimosa dies illa, 涙にくれる、その日、
qua resurget ex favilla 人は塵から蘇り、
judicandus homo reus: 裁きを受けるために引き立てられる。
Huic ergo parce Deus 神よ、この者をどうかかえりみてください。
pie Jesu Domine, 慈しみ深い主、イエスよ、
dona eis requiem. Amen. 彼らに安息を与えてください。アーメン。
4.奉納唱(オフェルトリウム)
1)主イエス・キリストよ
Domine, Jesu Christe, Rex gloriae, 主イエス・キリスト、栄光の王よ、
libera animas omnium fidelium defunctorum すべての亡くなった信者たちの魂を
de poenis inferni, 地獄の罰から解き放ち、
et de profundo lacu; 深い淵から救ってください。
libera eas de ore leonis, 彼らの魂を獅子の口から解き放ち、
ne absorbeat eas Tartarus, 冥府がその魂を呑み込むことなく
ne cadant in obscurum. その魂が闇に陥ることのないようにしてください。
Sed signifer Sanctus Michael むしろ聖ミカエルが旗手となって
representet eas in lucem sanctam, 彼らの魂を聖なる光の中へと導いてください。
quam olim Abrahae promisisti 主がかつてアブラハムに約束し、
et semini eius. そして彼の子孫にも約束したように。
2)いけにえと祈りとを
Hostias et preces Tibi, いけにえと祈りとを、
Domine, laudis offerimus. 主よ、賛美のうちに、私たちは捧げます。
Tu suscipe pro animabus illis, 彼らの魂のために、それを受け入れてください。
quarum hodie memoriam facimus. 今日私たちの記念する、その魂のために。
Fac eas, Domine, de morte transire 彼らを、主よ、死から
ad vitam, 生へと移してください。
quam olim Abrahae promisisti 主がかつてアブラハムに約束し、
et semini eius. そして彼の子孫にも約束したように。
5.サンクトゥス
Sanctus, Sanctus, Sanctus 聖なる、聖なる、聖なるかな、
Dominus Deus Sabaoth. 万軍の主である神
Pleni sunt caeli et terra 天と地は、
gloria tua. 主の栄光に満ちあふれる。
Osanna in excelsis. いと高きところにホサナ。
6.ベネディクトゥス
Benedictus qui venit 主の名によって来られる方に
in nomine Domini. 祝福があるように。
Osanna in excelsis. いと高きところにホサナ。
7.アニュス・デイ
Agnus Dei, qui tollis peccata mundi, 神の小羊、世の罪を除いてくださる方よ、
dona eis requiem. どうか彼らに安息を与えてください。
Agnus Dei, qui tollis peccata mundi, 神の小羊、世の罪を除いてくださる方よ、
dona eis requiem. どうか彼らに安息を与えてください。
Agnus Dei, qui tollis peccata mundi, 神の小羊、世の罪を除いてくださる方よ、
dona eis requiem sempiternam. どうか彼らに、永遠の安息を与えてください。
8.聖体拝領唱(コンムニオ)
Lux aeterna luceat eis, Domine, 永遠の光が、主よ、彼らを照らしますように。
cum sanctis Tuis in aeternum, あなたの聖徒たちと共に、永遠に。
quia pius es. 主は慈しみ深い方でいらっしゃいますので。
Requiem aeternam dona eis, Domine, 永遠の安息を彼らに与えてください、主よ、
et lux perpetua luceat eis, そして絶えざる光が彼らを照らしますように。
cum sanctis Tuis in aeternum, あなたの聖徒たちと共に、永遠に。
quia pius es. 主は慈しみ深い方でいらっしゃいますので。
[歌詞対訳:秋岡 陽]
http://home.p05.itscom.net/akioka/TxtMozartRequiem.htm
Requiem aeternam dona eis Domine, 永遠の安息を彼らに与えてください、主よ、
et lux perpetua luceat eis. そして絶えざる光が彼らを照らしますように。
Te decet hymnus, Deus, in Sion, あなたに、神よ、シオンでは賛美を捧げます。
et Tibi reddetur votum in Jerusalem. そして、あなたに誓いは果たされます、エルサレムの地で。
Exaudi orationem meam: どうか聞き入れてください、私の祈りを;
ad Te omnis caro veniet. あなたのもとへ、すべての肉は行くのです。
Requiem aeternam dona eis Domine, 永遠の安息を彼らに与えてください、主よ、
et lux perpetua luceat eis. そして絶えざる光が彼らを照らしますように。
2.キリエ
Kyrie, eleison. 主よ、あわれんでください。
Christe, Eleison. キリストよ、あわれんでください。
Kyrie, Eleison. 主よ、あわれんでください。
3.セクエンツィア(続唱)
1)怒りの日
Dies irae, dies illa, その日こそ、怒りの日。
Solvet saeclum in favilla: この世は灰燼に帰し、
Teste David cum Sibylla. その様をダビデとシビラがみとどける。
Quantus tremor est futurus, 畏れるがよい、
Quando judex est venturus, 裁きの主が来て、
cuncta stricte discussurus! すべてを厳しく裁かれる。
2)不思議なラッパ
Tuba mirum spargens sonum 不思議なラッパが鳴り響き
per sepulcra regionum, 全地の墓に鳴り渡るなか、
coget omnes ante thronum. すべての民は玉座の前に集められる。
Mors stupebit et natura, 死も自然も驚くなか
cum resurget creatura, 被造物である人間は蘇り、
judicanti responsura. 裁きに答えるときがくる。
Liber scriptus proferetur, 記された書物が前に運ばれると、
in quo totum continetur, そこにはすべてが書かれており、
unde mundus judicetur. それによって世界は裁かれる。
Judex ergo cum sedebit, こうして、裁きの主がその座に着くとき、
quidquid latet apparebit: 隠れているもので、あらわにならぬものはなく、
nil inultum remanebit, 罰せられずにすむものは何ひとつない。
Quid sum miser tunc dicturus? そのとき哀れな私は何を言うことができるだろう?
Quem patronum rogaturus? 誰に助けを求められるだろう?
Cum vix justus sit securus. 正しい人でさえ恐れるその時に。
3)恐るべき威厳の王よ
Rex tremendae majestatis, 王よ、恐るべき威厳の王よ、
qui salvandos salvas gratis, 救うべき者を救ってくださる恵みの方よ、
salva me, fons pietatis. どうか私を救ってください。慈悲の泉なる方よ。
4)慈しみ深いイエスよ、思い出してください
Recordare Jesu pie, 慈しみ深いイエスよ、
quod sum causa tuae viae: 私のためにあなたが来たことを思い出し、
ne me perdas illa die. その日に、私を滅ぼさないでください。
Quaerens me, sedisti lassus, 私を探し、疲れてあなたは座しました。
redemisti crucem passus: 十字架の受難によって、贖ってくださいました。
tantus labor non sit cassus. それほどの働きを、徒労にしないでください。
Juste judex ultionis, 正しい裁きの主よ、罰をさだめる方よ、
donum fac remissionis, 裁きの日のその前に、
ante diem rationis. どうか赦しを与えてください。
Ingemisco, tamquam reus: 私は罪人のようにうめきます。
culpa rubet vultus meus: その過ちを思うとき、私の顔は赤らみます。
supplicanti parce Deus. 神よ、哀願する者を慈しんでください。
Qui Mariam absolvisti, あなたはマリアを赦し、
et latronem exaudisti, 盗人に耳を傾け、
mihi quoque spem dedisti, 私にも希望を与えてくださいました。
Preces meae non sunt dignae: 私の願いはこの身に相応しくないもの。
Sed tu bonus bonus fac benigne, しかしあなたは善いものをくださる方。
Ne perenni cremer igne. どうか業火で焼き尽くさないでください。
Inter oves locum praesta, 善い羊たちのほうに私を置き、
et ab haedis me sequestra, 滅ぼされる山羊から私を離し、
statuens in parte dextra. あなたの右側に私を立たせてください。
5)呪われた者たちが
Confutatis maledictis, 呪われ、押し黙らされた者たちが
flammis acribus addictis, 燃えあがる炎へと引き立てられるとき、
voca me cum benedictis. どうか私を祝福された者とともに呼んでください。
Oro supplex et acclinis, 私は哀願し、ひれ伏して祈ります。
cor contritum quasi cinis: 心は灰のように粉々です。
gere curam mei finis. 私の最後の心配を、どうかかえりみてください。
6)涙にくれる、その日
Lacrimosa dies illa, 涙にくれる、その日、
qua resurget ex favilla 人は塵から蘇り、
judicandus homo reus: 裁きを受けるために引き立てられる。
Huic ergo parce Deus 神よ、この者をどうかかえりみてください。
pie Jesu Domine, 慈しみ深い主、イエスよ、
dona eis requiem. Amen. 彼らに安息を与えてください。アーメン。
4.奉納唱(オフェルトリウム)
1)主イエス・キリストよ
Domine, Jesu Christe, Rex gloriae, 主イエス・キリスト、栄光の王よ、
libera animas omnium fidelium defunctorum すべての亡くなった信者たちの魂を
de poenis inferni, 地獄の罰から解き放ち、
et de profundo lacu; 深い淵から救ってください。
libera eas de ore leonis, 彼らの魂を獅子の口から解き放ち、
ne absorbeat eas Tartarus, 冥府がその魂を呑み込むことなく
ne cadant in obscurum. その魂が闇に陥ることのないようにしてください。
Sed signifer Sanctus Michael むしろ聖ミカエルが旗手となって
representet eas in lucem sanctam, 彼らの魂を聖なる光の中へと導いてください。
quam olim Abrahae promisisti 主がかつてアブラハムに約束し、
et semini eius. そして彼の子孫にも約束したように。
2)いけにえと祈りとを
Hostias et preces Tibi, いけにえと祈りとを、
Domine, laudis offerimus. 主よ、賛美のうちに、私たちは捧げます。
Tu suscipe pro animabus illis, 彼らの魂のために、それを受け入れてください。
quarum hodie memoriam facimus. 今日私たちの記念する、その魂のために。
Fac eas, Domine, de morte transire 彼らを、主よ、死から
ad vitam, 生へと移してください。
quam olim Abrahae promisisti 主がかつてアブラハムに約束し、
et semini eius. そして彼の子孫にも約束したように。
5.サンクトゥス
Sanctus, Sanctus, Sanctus 聖なる、聖なる、聖なるかな、
Dominus Deus Sabaoth. 万軍の主である神
Pleni sunt caeli et terra 天と地は、
gloria tua. 主の栄光に満ちあふれる。
Osanna in excelsis. いと高きところにホサナ。
6.ベネディクトゥス
Benedictus qui venit 主の名によって来られる方に
in nomine Domini. 祝福があるように。
Osanna in excelsis. いと高きところにホサナ。
7.アニュス・デイ
Agnus Dei, qui tollis peccata mundi, 神の小羊、世の罪を除いてくださる方よ、
dona eis requiem. どうか彼らに安息を与えてください。
Agnus Dei, qui tollis peccata mundi, 神の小羊、世の罪を除いてくださる方よ、
dona eis requiem. どうか彼らに安息を与えてください。
Agnus Dei, qui tollis peccata mundi, 神の小羊、世の罪を除いてくださる方よ、
dona eis requiem sempiternam. どうか彼らに、永遠の安息を与えてください。
8.聖体拝領唱(コンムニオ)
Lux aeterna luceat eis, Domine, 永遠の光が、主よ、彼らを照らしますように。
cum sanctis Tuis in aeternum, あなたの聖徒たちと共に、永遠に。
quia pius es. 主は慈しみ深い方でいらっしゃいますので。
Requiem aeternam dona eis, Domine, 永遠の安息を彼らに与えてください、主よ、
et lux perpetua luceat eis, そして絶えざる光が彼らを照らしますように。
cum sanctis Tuis in aeternum, あなたの聖徒たちと共に、永遠に。
quia pius es. 主は慈しみ深い方でいらっしゃいますので。
[歌詞対訳:秋岡 陽]
http://home.p05.itscom.net/akioka/TxtMozartRequiem.htm