福田首相 -
den 30.01.2008 edit
他の人はわからないけれど、僕は福田首相はけっこういいんではないかと思っている。メディアはあら探しにも関わらず、淡々と「そんなに大事なことですか」とか切り返したりするし。真剣に仕事している人だ。先日のダボス会議では、今度の北海道のG8で日本が京都議定書に引き続き環境問題のリーダーシップを取ろうとする福田首相の意気込みが感じられた。環境問題は今やあまりに旬な政治問題なので、指導力の強いアメリカやEUが主導権を握るだろうが、(数年前なら日本が先手を打つこともできたのだけれど、時すでに遅し。今となっては日本の役割は純粋な技術提供くらいだろう)それにしても徐々に国民のアティチュード(態度)を変えていく意味では福田首相はわりと聡明な政治家だと言える。
大胆にも僕の意見を言うならば、日本は大きな世界戦略を抱くまえにまず国民の基礎体力をつける必要がある。つまり、移動・速度・移民・異文化の面で、強制的にでも国民の寛容さを広げる必要がある。そうすれば心理の病も健全な数値にまで落ち着く。まずは、古い東京を捨てることだ。新しい東京に脱皮すると同時に地方に魅力的な都市を分散させること。札幌、那覇、仙台、福岡、横浜、大阪、京都のそれぞれの都市がみずからのアイデンティティを認識した上で、若い人を惹き付けるような政策を実施すること。いわばボストンとワシントンとニューヨークとカリフォルニア並みに、性格をはっきりさせることだ。日本の最先端の技術をつかって道路、新幹線、ブロードバンドのインフラを整える。早さ、便利さ、内向性、シンプルさといった日本の良さを極めていく。そう、まるでひとつの小さなワールドを作るように。日本はひとつの独特な文明圏なのだから、外部の多様化に溶け込むまえに内部の多様性を高めるべきだ。そして日本の「おかしな文化」を強烈に発信すればいいじゃないか。
日本であることに自信をつける。われわれはそれでも混浴風呂が好きだ。と、福田首相が宣言したら、それなりに社会は変わると思う。陰湿であることをさらっと認めちゃえばね。ぜひ、福田首相には長く続けてほしい。
大胆にも僕の意見を言うならば、日本は大きな世界戦略を抱くまえにまず国民の基礎体力をつける必要がある。つまり、移動・速度・移民・異文化の面で、強制的にでも国民の寛容さを広げる必要がある。そうすれば心理の病も健全な数値にまで落ち着く。まずは、古い東京を捨てることだ。新しい東京に脱皮すると同時に地方に魅力的な都市を分散させること。札幌、那覇、仙台、福岡、横浜、大阪、京都のそれぞれの都市がみずからのアイデンティティを認識した上で、若い人を惹き付けるような政策を実施すること。いわばボストンとワシントンとニューヨークとカリフォルニア並みに、性格をはっきりさせることだ。日本の最先端の技術をつかって道路、新幹線、ブロードバンドのインフラを整える。早さ、便利さ、内向性、シンプルさといった日本の良さを極めていく。そう、まるでひとつの小さなワールドを作るように。日本はひとつの独特な文明圏なのだから、外部の多様化に溶け込むまえに内部の多様性を高めるべきだ。そして日本の「おかしな文化」を強烈に発信すればいいじゃないか。
日本であることに自信をつける。われわれはそれでも混浴風呂が好きだ。と、福田首相が宣言したら、それなりに社会は変わると思う。陰湿であることをさらっと認めちゃえばね。ぜひ、福田首相には長く続けてほしい。
哲学の役割 -
- イギリスでは乗馬は女性的なこととされている。上流階級の男性の趣味と言えば、狩猟が定番なようだ。先頃街を歩いていたら、肉屋のウィンドウに野ウサギとキジらしき鳥が脚からぶら下げられていた。
- 殺すことは大事なのかもしれない。無感覚に結果だけを感受するよりも、殺している事実を身を以てわかったほうがいい。
- 生きるということは、血が流れているということだ。当たり前だけど、生きることは死ぬことではない。
- 善悪なんてない。善悪を超えればその先は生と死だけだ。その意味で金は生で、貧乏は死である。
- という認識をした上でその時のライフスタイルを選ぶべし。生に燃え盛るときには生の理論を、死に落ち着くときには死の理論を使い分ける(これが哲学の役割)。
- ただし(丶丶丶)、どの道を選んでも方法をわきまえること。スタイルとゴールは同じ程度に大切である。どちらも犠牲にしないことを僕は前提に据えよう。
den 27.01.2008 edit
- イギリスでは乗馬は女性的なこととされている。上流階級の男性の趣味と言えば、狩猟が定番なようだ。先頃街を歩いていたら、肉屋のウィンドウに野ウサギとキジらしき鳥が脚からぶら下げられていた。
- 殺すことは大事なのかもしれない。無感覚に結果だけを感受するよりも、殺している事実を身を以てわかったほうがいい。
- 生きるということは、血が流れているということだ。当たり前だけど、生きることは死ぬことではない。
- 善悪なんてない。善悪を超えればその先は生と死だけだ。その意味で金は生で、貧乏は死である。
- という認識をした上でその時のライフスタイルを選ぶべし。生に燃え盛るときには生の理論を、死に落ち着くときには死の理論を使い分ける(これが哲学の役割)。
- ただし(丶丶丶)、どの道を選んでも方法をわきまえること。スタイルとゴールは同じ程度に大切である。どちらも犠牲にしないことを僕は前提に据えよう。
巨人の世界 -
頂上らしきものがみえてきた。世界を動かす巨人たちの仲間入りまで、あと数歩のところだ。世界の核心に迫るほど身に染みて感じることがあるーそれは、人間の大きさである。どんな国でもどの時代でも世の中を動かしてきたのは常に生身の人間だ。そして重要な決断のほとんどは、彼らの個人(丶丶)の頭で考え抜かれたことだ。集団による合意というのは、先駆者が導きだした結論を形式的に承認するにすぎない。だから世界を動かす巨人たちの集いは面白い。そういう集いはパワーの磁場と化す。政治、金、美、思想、芸術を司る神々が、次の世界の動きを決めている。僕はファウストのように様々な世界を旅して傍観(そしてときどき参加)することにしよう。結論は保留だ。
***
den 26.01.2008 edit
頂上らしきものがみえてきた。世界を動かす巨人たちの仲間入りまで、あと数歩のところだ。世界の核心に迫るほど身に染みて感じることがあるーそれは、人間の大きさである。どんな国でもどの時代でも世の中を動かしてきたのは常に生身の人間だ。そして重要な決断のほとんどは、彼らの個人(丶丶)の頭で考え抜かれたことだ。集団による合意というのは、先駆者が導きだした結論を形式的に承認するにすぎない。だから世界を動かす巨人たちの集いは面白い。そういう集いはパワーの磁場と化す。政治、金、美、思想、芸術を司る神々が、次の世界の動きを決めている。僕はファウストのように様々な世界を旅して傍観(そしてときどき参加)することにしよう。結論は保留だ。
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新年早々 -
- 年末に北京に出張し、新年を東京で迎えた。ロンドンー上海ー景徳鎮ー上海ー北京ー東京ー上海ーロンドンという強行日程だったが、行く先々であまりに素早く変化する自分の人格の複雑さを新たに認識した旅となった。
- 人類学におけるフィールドワークでは、ネイティブ化は一種のトラブルとされる。価値観がコミュニティ内部の人間に同化してしまって、「他者」としての洞察や分析ができなくなるからだ。
- ロンドンの僕、北京の僕、東京の僕は、異なる三人の人間といってもいいほど、能力も精神年齢も興味の対象もそれぞれちがう。三つの人格は、それぞれの哲学的思想基盤をもち、異なる人生のストーリーと世界認識をもっている。いつかもう一度長い旅にでて、彼らを統合しよう。そして、環境が僕を形作るのではなく、僕が環境をつくる主体となりたい。
den 07.01.2008 edit
- 年末に北京に出張し、新年を東京で迎えた。ロンドンー上海ー景徳鎮ー上海ー北京ー東京ー上海ーロンドンという強行日程だったが、行く先々であまりに素早く変化する自分の人格の複雑さを新たに認識した旅となった。
- 人類学におけるフィールドワークでは、ネイティブ化は一種のトラブルとされる。価値観がコミュニティ内部の人間に同化してしまって、「他者」としての洞察や分析ができなくなるからだ。
- ロンドンの僕、北京の僕、東京の僕は、異なる三人の人間といってもいいほど、能力も精神年齢も興味の対象もそれぞれちがう。三つの人格は、それぞれの哲学的思想基盤をもち、異なる人生のストーリーと世界認識をもっている。いつかもう一度長い旅にでて、彼らを統合しよう。そして、環境が僕を形作るのではなく、僕が環境をつくる主体となりたい。