Initiative -
職場に長くいるにつれて、人間関係が難しくなったり、当初のような熱意と関心が消えたり、同僚と互いの思惑が衝突することが多くなってきたように思われる。ただ褒め合っていけばすべてうまくいくわけではなく、だんだん同僚の短所や弱点がみえてきて、ある程度ダメだしをしないとやっていけない場面がでてくる。自分の仕事は、あらゆる物事のポジティブな面を発見することだと自覚しているつもりだが、時折それだけでは足りなくて、どうしても拒絶したり遠慮したりしないといけない場面がある。例えば、あまり賢いとはいえない提案を目上である人物がしてきた場合。平凡な活動をしているチャリティーが、懸命に援助を求めてくる場合。ジャーナリストがしつこく電話してくる場合。僕はそういう場合に、他人を"turn down""decline"することがどうしても苦手だ。
なるべく相手が凡庸なアイディアを出す前に自分が率先して考えを述べるように心がけているものの、すこしでも気を抜くと、物事は「ディスカッション」という面倒なステージに入り、そうするともはやアイディアの善し悪しではなくて発言者の面子とかが関わってくるからややこしい。しかも相手の動きをブロックするために先手、先手を打っていると、ものすごいスピードで仕事が増えていって手に負えなくなる。かといってオープン・ディスカッションはすればすうほど迷宮に深く入り込むので、僕の選択は、トイレに隠れて会議から免れるか、出席して誰よりも先に素晴らしいアイディアを提供するかの二択になる。今のところなんとかまだやっていけているが、最高のパフォーマンスを維持するには、世界を自分中心に回すしかない。自分の能力を他人の基準に合わせるのではなくて(きりがないので)、他人の価値観を自分のそれに合わせさせるしかない。まさしく攻撃は最大の防御なり。
と、いうわけで、エネルギーが有り余ってしまう僕としては、雇用形態をフル・タイムからパート・タイムに変えてもらって、1)職場への出現の回数を減らし、2)副業をはじめてみようかと考えている。その一方で、そんなのはselfishな決断で、自分のやっていることの意義を信じるという意味では、むしろ北京に帰って皇太子基金会の仕事を展開したほうが良さそうな気もする。英国の永住権をとるとかいう小賢しい計画は棄てて、本当に社会のためになるような仕事がしたい。自分という人間が作り出せるインパクトを最大限に引き出してみたい。皇太子から本物のリスペクトを得るには、きっとそのほうが得策でもあるのだろう。が、僕はとにかく5年間は何が何でもイギリスに滞在して、英語を学び、身体を鍛えようと決心したわけで、社会への貢献は10年後でも20年後でもできる気がする。まずは地盤を堅め、力をつけなければ、僕なんて何者でもないのだから。
迷う、迷う。
den 11.02.2009 edit
職場に長くいるにつれて、人間関係が難しくなったり、当初のような熱意と関心が消えたり、同僚と互いの思惑が衝突することが多くなってきたように思われる。ただ褒め合っていけばすべてうまくいくわけではなく、だんだん同僚の短所や弱点がみえてきて、ある程度ダメだしをしないとやっていけない場面がでてくる。自分の仕事は、あらゆる物事のポジティブな面を発見することだと自覚しているつもりだが、時折それだけでは足りなくて、どうしても拒絶したり遠慮したりしないといけない場面がある。例えば、あまり賢いとはいえない提案を目上である人物がしてきた場合。平凡な活動をしているチャリティーが、懸命に援助を求めてくる場合。ジャーナリストがしつこく電話してくる場合。僕はそういう場合に、他人を"turn down""decline"することがどうしても苦手だ。
なるべく相手が凡庸なアイディアを出す前に自分が率先して考えを述べるように心がけているものの、すこしでも気を抜くと、物事は「ディスカッション」という面倒なステージに入り、そうするともはやアイディアの善し悪しではなくて発言者の面子とかが関わってくるからややこしい。しかも相手の動きをブロックするために先手、先手を打っていると、ものすごいスピードで仕事が増えていって手に負えなくなる。かといってオープン・ディスカッションはすればすうほど迷宮に深く入り込むので、僕の選択は、トイレに隠れて会議から免れるか、出席して誰よりも先に素晴らしいアイディアを提供するかの二択になる。今のところなんとかまだやっていけているが、最高のパフォーマンスを維持するには、世界を自分中心に回すしかない。自分の能力を他人の基準に合わせるのではなくて(きりがないので)、他人の価値観を自分のそれに合わせさせるしかない。まさしく攻撃は最大の防御なり。
と、いうわけで、エネルギーが有り余ってしまう僕としては、雇用形態をフル・タイムからパート・タイムに変えてもらって、1)職場への出現の回数を減らし、2)副業をはじめてみようかと考えている。その一方で、そんなのはselfishな決断で、自分のやっていることの意義を信じるという意味では、むしろ北京に帰って皇太子基金会の仕事を展開したほうが良さそうな気もする。英国の永住権をとるとかいう小賢しい計画は棄てて、本当に社会のためになるような仕事がしたい。自分という人間が作り出せるインパクトを最大限に引き出してみたい。皇太子から本物のリスペクトを得るには、きっとそのほうが得策でもあるのだろう。が、僕はとにかく5年間は何が何でもイギリスに滞在して、英語を学び、身体を鍛えようと決心したわけで、社会への貢献は10年後でも20年後でもできる気がする。まずは地盤を堅め、力をつけなければ、僕なんて何者でもないのだから。
迷う、迷う。