Inspiration -
今朝は3つの事柄にinspireされた。ひとつは若田さん、宇宙飛行士の若田さんが、宇宙ステーションでの滞在を一ヶ月延期することになって「幸福です」とコメントした、というニュース。もうひとつは、The Spectatorの名画ランキングを読んでいて、11位にランク・インしたThe Godfather I & IIの評論、特に"a seductive internal morality"というコメント。そして三つ目は、久しぶりに開いたポール・オースターの"Brooklyn Follies"p.60でLudwig Wittgensteinの伝記云々という話。
「いつか自分の伝記が書かれると仮定して、今の僕は何をやっていたと書かれるんだろう?ここ数年生活に没頭しすぎている。妻と家族の問題にのめり込んでいる。What about my life? 僕の人生はどこへ行ったんだろう?Ambitiousで、有能で、みんなとはちがう何かを常に考えていて、目を爛々とさせている個人としての僕は、いつどこで死亡したんだろうか?
"I am too good at it. I am too good at strategy. 所以现在是练兵的时候。なにも考えずに黙々とwork towards the targets I set to myself. 僕の目標はいつでも40歳だった。人生は長い。40歳まで自分そのものに投資しつづけよう。お金でも権力でもなく、自分という株に賭け続ける。そして本番は40歳以降だ"
"とはいいつつ、常に実戦に出ていなければ、準備練習だけでは身体と脳が怠けてしまう。僕はいつでも地道な学習ではなく、よりハードな環境に適応することによって、能力を伸ばしてきた。その意味でコツコツと"练兵“するのは性に合わない”
実際今週のBritish Museumのミーティングでも阿呆の子みたいだった。キュレターとの間に大きな壁を感じた。最近仕事でそういうことが多い。特に結婚して以降、生活の細部にとらわれることが増えた。
As Sir Winston Churchill said: "We make a living by what we get. But we make a life by what we give"(同じくSpectatorで読んだBarclaysの広告で使われている引用)
いつか振り返って僕の2008年と2009年について書かれたとき、"this was a time when FFH tried to resolve his family problems. He then hid from the world to develop his abilities secretly"とでも書かれるのだろうか。Wittgensteinのようなphilosopherだったらその時点で哲学者の伝記としては終わりだ。ビジネスマンとしては或いはありかもしれないがーanyway, I know もし本気でevoke myselfすれば、僕は蘇ることを知っている。今は静かに”练兵“を続けるべきだが、一分たりとも怠けたり無為に過ごす時間はないことを頭に刻んでおこう。」
と、なんで今日これを書きたかったかというと、こんな陳腐な内容よりも、僕の頭のなかでごっちゃになっている言語というものを、初めて鮮明な形でrecogniseしたから。なるべくそのままのかたちで書き出してみるとこんなふうになる。大変だ・・・
den 27.06.2009 edit
今朝は3つの事柄にinspireされた。ひとつは若田さん、宇宙飛行士の若田さんが、宇宙ステーションでの滞在を一ヶ月延期することになって「幸福です」とコメントした、というニュース。もうひとつは、The Spectatorの名画ランキングを読んでいて、11位にランク・インしたThe Godfather I & IIの評論、特に"a seductive internal morality"というコメント。そして三つ目は、久しぶりに開いたポール・オースターの"Brooklyn Follies"p.60でLudwig Wittgensteinの伝記云々という話。
「いつか自分の伝記が書かれると仮定して、今の僕は何をやっていたと書かれるんだろう?ここ数年生活に没頭しすぎている。妻と家族の問題にのめり込んでいる。What about my life? 僕の人生はどこへ行ったんだろう?Ambitiousで、有能で、みんなとはちがう何かを常に考えていて、目を爛々とさせている個人としての僕は、いつどこで死亡したんだろうか?
"I am too good at it. I am too good at strategy. 所以现在是练兵的时候。なにも考えずに黙々とwork towards the targets I set to myself. 僕の目標はいつでも40歳だった。人生は長い。40歳まで自分そのものに投資しつづけよう。お金でも権力でもなく、自分という株に賭け続ける。そして本番は40歳以降だ"
"とはいいつつ、常に実戦に出ていなければ、準備練習だけでは身体と脳が怠けてしまう。僕はいつでも地道な学習ではなく、よりハードな環境に適応することによって、能力を伸ばしてきた。その意味でコツコツと"练兵“するのは性に合わない”
実際今週のBritish Museumのミーティングでも阿呆の子みたいだった。キュレターとの間に大きな壁を感じた。最近仕事でそういうことが多い。特に結婚して以降、生活の細部にとらわれることが増えた。
As Sir Winston Churchill said: "We make a living by what we get. But we make a life by what we give"(同じくSpectatorで読んだBarclaysの広告で使われている引用)
いつか振り返って僕の2008年と2009年について書かれたとき、"this was a time when FFH tried to resolve his family problems. He then hid from the world to develop his abilities secretly"とでも書かれるのだろうか。Wittgensteinのようなphilosopherだったらその時点で哲学者の伝記としては終わりだ。ビジネスマンとしては或いはありかもしれないがーanyway, I know もし本気でevoke myselfすれば、僕は蘇ることを知っている。今は静かに”练兵“を続けるべきだが、一分たりとも怠けたり無為に過ごす時間はないことを頭に刻んでおこう。」
と、なんで今日これを書きたかったかというと、こんな陳腐な内容よりも、僕の頭のなかでごっちゃになっている言語というものを、初めて鮮明な形でrecogniseしたから。なるべくそのままのかたちで書き出してみるとこんなふうになる。大変だ・・・
Vicky Cristina Barcelona -
"Vicky Cristina Barcelona"を観た。

若くてかわいい女の子がたくさんでてきてそれだけで楽しい。簡単にいえば、ボヘミアズムこそ芸術であり、人生であり、真実の愛であり、退屈なプラグマティズムなんかよりもモテる、という話だ。ただどんなにカッコついていてもボヘミアズムそのものは目的ではなくて、あくまで美女を落とすより優れた手段という扱いだ。
まあ、わかるけど、僕はもうそこにいない。プラグマティズムが即ち退屈だとも思わないし(人による)、金をたくさん稼いでいてもそのへんの気取ったアーティストよりもずっと考えが深くてユーモアで自由な人がいるのを知っている。そういう意味では『ゴッド・ファーザー』を超える世界観を提供する映画はいまのところないな。
den 26.06.2009 edit
"Vicky Cristina Barcelona"を観た。

若くてかわいい女の子がたくさんでてきてそれだけで楽しい。簡単にいえば、ボヘミアズムこそ芸術であり、人生であり、真実の愛であり、退屈なプラグマティズムなんかよりもモテる、という話だ。ただどんなにカッコついていてもボヘミアズムそのものは目的ではなくて、あくまで美女を落とすより優れた手段という扱いだ。
まあ、わかるけど、僕はもうそこにいない。プラグマティズムが即ち退屈だとも思わないし(人による)、金をたくさん稼いでいてもそのへんの気取ったアーティストよりもずっと考えが深くてユーモアで自由な人がいるのを知っている。そういう意味では『ゴッド・ファーザー』を超える世界観を提供する映画はいまのところないな。
Royal Ascot -
ロイヤル・アスコットに行って来た。

要するにエリザベス女王主催の競馬会なのだけれど、英国の数ある社交イベントの中でもアスコットは群を抜いて華やか。こういう感じ↓


1711年から続く三百年の伝統で、毎年の六月第三火曜日から土曜日まで世界トップクラスの馬が走る。



そしてエリザベス女王とをはじめ、王族が毎日登場。ほとんどの人が楽しみにしているのは、実は競馬よりも、毎日変わる王族らのファッションだ。


* * *
昼前に到着し、天気がよければ駐車場の本格的にピクニックをしたり、あるいは会場入りして所属のクラブでランチをとったりする。うちもミニと妻の手作りサンドイッチ&シャンパンで仲間入り。

そして午後2時に女王のパレードを見て、イギリス国歌を斉唱し、2時半からレース開始。

観戦場所は三つのクラスに別れている―すなわち、Silver Ring、General Admission、 Royal Enclosure。一番下のSilver Ringはかなりカジュアルで大衆向け。入場料も25ポンド(4000円)くらい。真ん中のランクのGeneral Admissionは原則として誰でも前売り券を買えるが、すぐに売れきれる。一番上のRoyal Enclosureは、みんなの憧れ。招待制で(Her Majesty's Representativeが発行する)入れるのは女王のお客様というわけだ。

というわけで、ドレスコードが非常に厳しく、男性は黒か灰色のモーニング・コートにトップ・ハット、女性は正装に帽子が鉄則(スカートは膝上1センチ、肩を露出しない)。実際にRoyal Enclosureの入り口には常に職員が立っていて、ドレスコードにそぐわない場合は、誰であろうと門前払いされる。

そういうせいもあってか、馬よりもファッションのほうが重要なイベントだ。特に若い女の子は、BBCの生中継で選ばれようと必死におしゃれ合戦する。特にアスコットの木曜日は伝統的にLady's Dayといわれ、今日は帽子もクライマックス。

煙草売りの少女まで↓

僕が言うのもなんだが、そんな中でもAはかなり目立っていた。何人もの知らない人に、"Excuse me... but you look so lovely"と声をかけられて、彼女も上機嫌。事実、アジア人カップルの客は僕ら一組しかいなかった。

いちおう馬はこういう感じ↓走行前にRoyal Enclosureを廻る。後ろのバルコニーに立っているのは馬主。一昨年、人生初めてのレースに10ポンドかけて170ポンド買ったので、今年は3レース賭けてみたが、あえなく全滅・・・来年はもっと予算を組んできます。

とまあ、貴重な経験をさせてもらいました。ありがとうデイヴィッド。

den 19.06.2009 edit
ロイヤル・アスコットに行って来た。

要するにエリザベス女王主催の競馬会なのだけれど、英国の数ある社交イベントの中でもアスコットは群を抜いて華やか。こういう感じ↓


1711年から続く三百年の伝統で、毎年の六月第三火曜日から土曜日まで世界トップクラスの馬が走る。



そしてエリザベス女王とをはじめ、王族が毎日登場。ほとんどの人が楽しみにしているのは、実は競馬よりも、毎日変わる王族らのファッションだ。


* * *
昼前に到着し、天気がよければ駐車場の本格的にピクニックをしたり、あるいは会場入りして所属のクラブでランチをとったりする。うちもミニと妻の手作りサンドイッチ&シャンパンで仲間入り。

そして午後2時に女王のパレードを見て、イギリス国歌を斉唱し、2時半からレース開始。

観戦場所は三つのクラスに別れている―すなわち、Silver Ring、General Admission、 Royal Enclosure。一番下のSilver Ringはかなりカジュアルで大衆向け。入場料も25ポンド(4000円)くらい。真ん中のランクのGeneral Admissionは原則として誰でも前売り券を買えるが、すぐに売れきれる。一番上のRoyal Enclosureは、みんなの憧れ。招待制で(Her Majesty's Representativeが発行する)入れるのは女王のお客様というわけだ。

というわけで、ドレスコードが非常に厳しく、男性は黒か灰色のモーニング・コートにトップ・ハット、女性は正装に帽子が鉄則(スカートは膝上1センチ、肩を露出しない)。実際にRoyal Enclosureの入り口には常に職員が立っていて、ドレスコードにそぐわない場合は、誰であろうと門前払いされる。

そういうせいもあってか、馬よりもファッションのほうが重要なイベントだ。特に若い女の子は、BBCの生中継で選ばれようと必死におしゃれ合戦する。特にアスコットの木曜日は伝統的にLady's Dayといわれ、今日は帽子もクライマックス。

煙草売りの少女まで↓

僕が言うのもなんだが、そんな中でもAはかなり目立っていた。何人もの知らない人に、"Excuse me... but you look so lovely"と声をかけられて、彼女も上機嫌。事実、アジア人カップルの客は僕ら一組しかいなかった。

いちおう馬はこういう感じ↓走行前にRoyal Enclosureを廻る。後ろのバルコニーに立っているのは馬主。一昨年、人生初めてのレースに10ポンドかけて170ポンド買ったので、今年は3レース賭けてみたが、あえなく全滅・・・来年はもっと予算を組んできます。

とまあ、貴重な経験をさせてもらいました。ありがとうデイヴィッド。

ブリティッシュになるということ -
イギリスっていう国は本当に猾賢くて、中国に麻薬を売りつけて金稼いだり、中東で勝手に王室を立てたり、アフリカで国を線引きして他の欧州列強に譲渡したり、一方的な「国際法」で自分の都合良く世銀やIMFをつくったり、そして極めつけはそこまで他人を傷つけておいて自分は平和主義ですというような顔をしている。ブリティッシュになるということは「善し悪しは別として、こんなに小さい国なのに歴史に類をみない大英帝国を築き上げたんだぜ」ということを誇りに思うということだから、日本で育った華僑としては自分にはまったく接点がなく、無縁な話だな、と思った。それが昨日思ったこと。
今日思ったのは、Balance of Powerってよくいうけれど、それがイギリスの基本戦略の一つなわけで、特に現代に入ってからは漁夫の利だけでやってきている。その戦略ってよく実感が湧かなかったんだけど、要は今僕がオフィスで展開しているSir Michael, Sir TomのSir Davidの三権分立させて、僕が中間で動き回るという策と何の変わりもない。まあ、僕の場合はBalance of Powerは矯正をつけている過渡期の戦略で、最終的には自分自身が一つの大国になるつもりだけど・・・。とにかく、小さいものの美学ー柔道で大きな相手を投げ飛ばすみたいな美徳ーは、突き詰めると非常に他人に迷惑なものですよね。
みんな身分相応のことをしたほうが世の中的にはうまく回る。でも意外性が面白いのも確か。僕はなんだかんだ言って明らかに後者志向だから、やっぱイギリスの価値観が合うんだろうなあ・・・という堂々巡りな話です。こういうことを考える時点でかなりイギリス化している。
den 06.06.2009 edit
イギリスっていう国は本当に猾賢くて、中国に麻薬を売りつけて金稼いだり、中東で勝手に王室を立てたり、アフリカで国を線引きして他の欧州列強に譲渡したり、一方的な「国際法」で自分の都合良く世銀やIMFをつくったり、そして極めつけはそこまで他人を傷つけておいて自分は平和主義ですというような顔をしている。ブリティッシュになるということは「善し悪しは別として、こんなに小さい国なのに歴史に類をみない大英帝国を築き上げたんだぜ」ということを誇りに思うということだから、日本で育った華僑としては自分にはまったく接点がなく、無縁な話だな、と思った。それが昨日思ったこと。
今日思ったのは、Balance of Powerってよくいうけれど、それがイギリスの基本戦略の一つなわけで、特に現代に入ってからは漁夫の利だけでやってきている。その戦略ってよく実感が湧かなかったんだけど、要は今僕がオフィスで展開しているSir Michael, Sir TomのSir Davidの三権分立させて、僕が中間で動き回るという策と何の変わりもない。まあ、僕の場合はBalance of Powerは矯正をつけている過渡期の戦略で、最終的には自分自身が一つの大国になるつもりだけど・・・。とにかく、小さいものの美学ー柔道で大きな相手を投げ飛ばすみたいな美徳ーは、突き詰めると非常に他人に迷惑なものですよね。
みんな身分相応のことをしたほうが世の中的にはうまく回る。でも意外性が面白いのも確か。僕はなんだかんだ言って明らかに後者志向だから、やっぱイギリスの価値観が合うんだろうなあ・・・という堂々巡りな話です。こういうことを考える時点でかなりイギリス化している。